2014-07-15(Tue)

次期総長の選出について 【中執の見解】

以下は、学内でまいたビラの、総長選挙についての文章です。

・経緯

 7月3日、次期総長選出のために行われた学内意向調査(意向投票)で、総長リコール制度の導入などを訴える理学研究科教授が最多得票を獲得し、次期総長への就任が決定しました。今年9月に6年間の任期を終える松本紘現総長の後任として、10月1日から正式に執務にあたることになります。

 次期総長の選出をめぐっては、昨年末、次期総長の任命や選出方法の検討を行う「総長選考会議」の一部委員から「総長選挙の廃止」「現総長の任期延長」が提案され、反対する学生や教職員との間で争点になっていました。

 最終的にまとめられた選考規程には「選挙廃止」「任期延長」ともに盛り込まれず、今回もほぼ従来通りの方法で選出が行われました。投票の結果は翌日の総長選考会議で承認され、山極次期総長の誕生が確実となりました。

 山極教授は記者会見の場で「大学の財産は学生。世界で活躍できる人材を育てたい」などと、総長就任に向けて所信を述べました。選出をめぐる経緯や記者会見の様子は東京新聞などマスコミでも大きく取り上げられました。

・中執の見解

 中央執行委員会は昨年末、「総長選挙の廃止は大学の自治に反する」という立場から、総長選考会議が開かれる京大本部管理棟のロビーで抗議の座り込みを呼び掛け、集まった仲間とともに選挙廃止の決定を阻止しました。また、総長の任期延長に対しても反対の立場を表明し、クラス討論などで議論をつくってきました。今回、選挙がほぼ従来通り行われ、任期も延長されず、選挙においても「総長権限強化」など松本現総長の路線を引き継ぐといわれてきた候補が落選したことは、これらの運動が成果に結びついたものです。学生が団結し行動すれば大学を変えられることを、わずかでも証明できたと考えています。

 しかし、今後に向けては課題が山積みです。そもそも、大学の最大の構成員である学生には総長選挙の投票権がありません。また、大学の運営に職員や学生が直接関与することもできず、「経営協議会」など総長とその周辺に権力が集中しています。その上、文科省や安倍政権は「大学改革」政策の中で学長権限をさらに強化する方向性をうちだしています。

また、選挙が廃止されなかったからといって、そこで選出された総長によって大学が学生にとってよいものに変わるという保障ができたわけではありません。

 山極教授は2012年に開かれた国際高等教育院に関する理学部の説明会に、研究科長として出席していました。そこでは「部局長会議は決議をとらない。声の強いほうが勝つんです」「人事権は教授会にあるが最終的に認めるのは総長だから、そこまで権力を行使されたら私たちは太刀打ちできません」という発言をしています。これは、学生や教員が意見を言うことはできても、決定権限に関与できることはないという立場を示唆しています。

 中央執行委員会としては、同学会の運動に対する次期総長の立場・見解を明らかにさせ、不当な告示の撤回を引き続き要求していくつもりです。そして、誰が総長に就任するかに関わらず、今後とも総長の権限に対抗するための力ある学生自治会の形成を目指します。
2014-07-08(Tue)

総長選、その後

高山職組前委員長ブログに7月3日総長選挙にいたるまでの経緯が記載されています。

7月5日の京都新聞にも記事がありました。
<時のひと>京都大の次期総長に決まった山極寿一さん(62)
20140705131457yamagiwa.jpg

 大学改革の流れが加速する中、京都大の第26代総長に10月に就任する。「京都大の主役は学生であるべきだ」。ゴリラの生態研究で身に付けたフットワークの軽さを理想のキャンパスづくりに生かす。

 30年以上にわたってアフリカの熱帯林でゴリラの行動を観察し、人間の社会との比較を続けてきた。「現場で新たな問題を見つけられるのが魅力」。日本の霊長類学の先駆者、故今西錦司博士から続く京大のフィールドワーク(野外研究)の伝統を受け継ぐ。

 ニホンザルの社会のトップは、力で群れを支配する「ボス型」だが、人間に近いゴリラは、周囲の求めに応じて就く「リーダー型」らしい。「研究を続けたい思いが強く、進んで総長になる気はなかった」が、「学内予備投票で2位となり、周りの期待にすごく心を動かされた」という。ゴリラと似た形で大学のリーダーを引き受けることになった。

 野生ゴリラのような「泰然自若」がモットーだ。人の目線ではなく、自然の視点から人間を眺めると現代社会の問題点が見えてくると言う。政治や環境問題、子育てなど多彩な分野にわたり、講演やメディアで積極的な発言を続けてきた。

 「京都は都市と山が近いのがいい」と、休日には山菜採りに出掛けて自分で料理して食べる。

 東京都国立市出身。湯川秀樹博士にあこがれて京大理学部に入学した後、霊長類学に出合った。京都市中京区在住。


今週金曜日までに、総長選挙に関して中執の見解をまとめてビラを出そうと思います。読んで感想なり聞かせてください。
ちなみに山極教授自身は、2012年度に国際高等教育院構想を総合人間学部の教員有志の思いとは裏腹に、理学部学部長(当時)権限で推し進めた人なので、結構曲者ですよ。


中執 大森
2014-07-04(Fri)

総長選挙 学内「意向調査」の結果 京都新聞より

学内意向調査の結果が出たようです。結果は山極教授が過半数を占めました。
本日4日の総長選考会議でこの結果を受けて次の総長が決定します。
以上報告まで。

以下は京都新聞の記事「京大総長選考、山極教授が最多票 学内「意向調査」」を転載します。
http://kyoto-np.co.jp/education/article/20140704000010

京都大の次期総長の選考に向けた学内投票「意向調査」が3日行われ、理学研究科の山極寿一教授(62)が候補者6人の中で最多票を得たことが分かった。学内外の委員で構成する総長選考会議が4日に開かれ、投票結果などを基に6人から次期総長を選ぶ。

 意向調査は松本紘総長(71)が9月末で任期満了になるのに伴い、講師以上の教員と課長補佐以上の職員が参加。第1回の投票で過半数を獲得した候補者がおらず、山極教授と医学研究科の湊長博教授(63)の上位2人による決選投票となり、山極教授が過半数を得た。

 6人の候補者は、常勤教職員による予備投票を経て総長選考会議が決めた。総長選考会議は今回の選考から、学外候補者の枠を2人から3人に増やしたが、6人の候補者全てが学内の教員だった。

 山極教授は京大理学部卒。ゴリラの生態研究の第一人者として知られ、京大理学研究科長や国際霊長類学会長などを歴任した。専門は人類学・霊長類学。
2014-07-03(Thu)

いよいよ本日総長選挙!

本日総長選挙の意向投票日です。投票時間は8:30〜10:30。くしくも学生には投票権はありません・・・。
公式結果発表は7月4日ですが、決選投票にならなければ本日昼過ぎにも結果が出るはずです。

前回の総長選挙について
京大公報 2008年6月号より

 5月23日開催の総長選考会議による第二次選考の結果,松本 紘理事・副学長が選出された。
総長候補者の選考は,5月15日の学内予備投票(郵便による投票は5月8日から15日,不在者投票は5月8日から14日),臨時教育研究評議会,21日の総長選考会議による第一次選考,22日の学内意向投票及び決選投票を経て,23日の第二次選考において総長候補者を決定した。 

総長候補者の選考状況
1.投票資格者数
学内予備投票 学内意向投票 決選投票
5,487名  2,143名  2,143名

2.学内予備投票候補者資格者数 1,010名

3.学内予備投票の投票結果
投票総数 うち有効投票数 無効投票数
3,182票  3,095票  87票

4.第一次選考の結果
 候補者氏名(五十音順)
 大 嶌 幸一郎(工学研究科)
 成 宮   周(医学研究科)
 西 本 清 一(工学研究科)
 東 山 紘 久(理   事)
 松 本   紘(理   事)
 丸 山 正 樹(理   事)

5.学内意向投票の投票結果
投票総数 うち有効投票数 無効投票数
1,374票  1,367票  7票

6.決選投票の投票結果
投票総数 うち有効投票数 無効投票数
1,451票 1,434票 17票
 候補者氏名(得票順)
 松 本 紘(829票) 成 宮 周(605票)

今回は湊 長博 山極 壽一 の決選投票になるのか。それとも湊 長博の独りがちになるのか。
6月30日(月)の夕方に「山極教授に投票しないで」というビラを貼り直している人がいたので色々聞いてみたのですが、やはり山極教授の研究室の人みたいで、切実そう。『医学部は意向投票候補に2人残っているので票が割れるかもしれない。もし山極教授が総長に選ばれることになると山極教授への信頼で出されていた科研費が研究室におりなくなる。後進はあと二年ほどたたないと育たない・・・。うまく責任が引き継げない時期で、非常にタイミングが悪い・・・』等々。
いずれにしても自治会は休まずまわします。本日から14年度第三回クラス討論が始まりますので、よろしく。
2014-06-30(Mon)

職組声明出た!

6月26日付で京大職組中央執行委員会の声明が出ました。
写真 1
6月2日に投票され、同日の臨時教育評議会で発表された学内予備投票の得票順に書くと、
 湊 長博 氏(医学研究科長)
 山極 壽一 氏(前理学研究科長)
 北野 正雄 氏(国際高等教育院長)
 三嶋 理晃 氏(理事)
 佐藤 直樹 氏(化学研究所長)
 村中 孝史 氏(前法学研究科長)

だそうです。
やはり医学研究科が一番ですか。

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以下職組中執の主張を要約すると
「6月20日に改正学校教育法、改正国立大学法人法が国会で成立し、学長権限が強化されているので、次期総長が誰かは大きな問題である。」

 
次期総長に4項目の要求をするつもりだ
①財政運営の仕組み(京都大学において運営交付金比率が32%になった。さらに減らされる中、自己収入と外部資金をうまく使い、文科省に要求にしばられない財政運営を)
②意思決定のあり方(ボトムアップ式で)
③文科省に対する交渉力(現在の文科省追従路線の転換を)
④労働条件の改善(定員削減、賃金削減反対)

「山極氏は松本総長のトップダウン式で横暴なあり方に教育研究評議会・部局長会議において真正面から批判してきた人物で信頼に値する。」

写真 5
となりには前紹介したビラが張ってあります。
写真 5
京大職組中執が山極氏を推していることを知っての動きだったのかな。
写真 2
まだまだ貼られています。

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さて。渦中の山際教授。学生有志からも、京大職組中執からも何かすばらしい人のように言われていますが、果たしてそうなのでしょうか。私の覚えでは山極氏は学生総体の立場でものを言う人ではなかったと思います。あくまで私見ですが。

 2012年11月19日、国際高等教育院の設立が強行される寸前に、理学部自治会評議会が、「全学共通教育再編」に関する説明会を開かせたことがありました。以前は、一般教養科目は総合人間学部と、理学部の教授の共同責任で実施されていたのですが、それを国際高等教育院=総長直轄組織に移行するというので、関係ある部局として理学部が説明会を開く手順になったのです。ちなみに当時総合人間学部の教授会は全会一致で反対決議を挙げていました。
この説明会の際の理学部側のボスが山極氏だったと思います。
問題意識をもつ学生が150人くらい理学部6号館401に集まり、説明に聞き入っていたのですが、言われていたのは「国際高等教育院の設置はすでに決まった方針なので、受け入れてほしい」ということを割かし丁寧に言われただけでした。

「現在教授会というあいまいな組織が煩雑な教養科目すべてに責任を負っている。この仕組みはおかしい。国際高等教育院の責任で専任教員などを作って円滑な仕組みにする。」「学生・教職員は傷を受けることはない」と何でもないような、むしろいいことが起こるかのようにひたすら言っていた人です。自治会関係者の「決定権」に関する物言いはすべて退けられ、質問にのみ答える形式で幕を閉じた気がします。
総合人間学部の教授会は学部長ですら反対したのに、山極氏率いる理学部教授会では反対決議どころか、積極的賛成でした。

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 あくまで学生・教職員の決定権にこだわり、「何か正しいことのように言われること」が本当に正しいのかを暴いていく。これが自治会、教授会の役割です。(新歓講演会に来てくれた武田ユヒマル法政大学文化連盟委員長も同じようなことを言っていました。)7月より、1回生に対しては第三回クラス討論が開始されます。TOEFL受験強制、i-ARRC建設強行(国際高等教育院新棟)についてさらに討論を深めていきます。資料は出来次第、同学会本体のホームページにアップします。2回生以上についても資料をよんで意見をくれる人は大歓迎です。誰が総長になろうと、自治会は今まで通り回すつもりなので、今後ともよろしくお願いします。

中執 大森
プロフィール

京都大学同学会中執

Author:京都大学同学会中執
京都大学全学自治会同学会の中央執行委員会で運営する、オフィシャル中執blogです。
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告示第五号、第四号について
2012年~再建過程について
→リンクから見れます。

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