2014-11-29(Sat)

山極総長も国家権力と闘おう!

一連の国家権力との接近戦以降、追加弾圧の動きは継続してあります。しかし、大学当局が公に出しているものは杉万副学長が11月4日に出した「本日、警察官が無断で大学構内に立ち入ったことが分かりました。事前通告なしに警察官が構内に立ち入ることは誠に遺憾です」の短文だけです。しかもこれは11月4日の当日21時前に記者用の投げ入れボックスに入れただけの簡易なものです。

 11月20日の情報公開連絡会では、杉万副学長が11月11日に行われた部局長会議において全部局長に、4日の詳しい動きを丁寧に説明したことが明かされ、また重要なこととして、かの簡易なコメントは最終的に、山極総長と相談して作ったことが明かされました。しかし今の所、大学当局として、国家権力をこれ以上弾劾するつもりも、学生全体に対策を呼びかけるつもりも毛頭ないそうです。また学生逮捕と公安摘発、熊野寮家宅捜索の関連性は一切認めませんでした。同学会中執としては、すでにコメントを出していた山極氏にさらなる飛躍を求め、11月27日、申入れを行いました。

                                 申入書
京都大学総長 山極寿一 殿

 11月4日に京都大学構内に侵入した公安警察を学生が摘発した事件に関連して、同学会中央執行委員会から以下2点申し入れる。

一つ、11月4日公安摘発事件について、当日の経緯と京都大学当局としての見解を全学に明らかにすること。
一つ、11月2日京大生逮捕、11月4日公安摘発、11月13日熊野寮家宅捜索という一連の事件について、京都大学当局としての見解と立場を全学に明らかにすること。


 前者について、11月11日部局長会議の場で11月4日に何が起きたかの報告が行われたことが、11月20日副学長連絡会によって明らかになった。しかし今回の事件は、公安警察が構内に侵入し学生を監視していたこと、摘発の過程で多くの学生・職員が関わったということ、また大学の自治に関わる大きな問題であったことから、すべての大学構成員、とりわけ学生に多大な影響を与えるものである。学生を含む全学に対し、当日の経緯と、京都大学当局としての見解を明らかにせよ。

 後者について、同学会中央執行委員会としては、11月2日、11月4日、11月13日に起きた一連の事件には密接な関係があると捉えている。まず11月4日に摘発された公安警察・井上祐介は、10月初頭から11月4日に至るまでに何度も目撃され、同学会の活動を監視していた。つまり、京都府警は京大構内に日常的に公安警察を配置した上で、警視庁公安部と結託し、11月2日に同学会の活動に関わっていた京大生2名を逮捕したのだ。そして11月13日には熊野寮への家宅捜索が行われた。当日は警視庁から100名以上の公安警察・機動隊が動員され、さらには事前にリークを受けたマスメディア各社が殺到し大々的な「過激派」キャンペーンを張るという、これまでの家宅捜索とは一線を画する異様なものだった。これは11月4日の事件を受けて、公安警察の機能が疑問視され、国家権力による大学の自治の侵害が問題化されたことへの報復として、国家権力が大学の自治を侵害し介入することを正当化するものである。このような一連の流れを受けて、京都大学当局としてどのように認識し、どのような立場を取るのかを全学に明らかにせよ。また、大学の自治を堅持する立場を取るならば、2004年国立大学法人化以降、学外権力による介入がますます強まっていることへの見解も明らかにせよ。

 現在、京都大学当局は同学会中央執行委員会を認めないとする告示を出している。しかしながら、今回の一連の事件は大学のあり方そのものを巡る重大な問題である。歴史的に大学の自治を保ってきた京都大学の責務として、上記2点を行うよう、改めて申し入れる。

2014年11月27日
京都大学全学自治会同学会中央執行委員会
 年末に向けて大学改革が激しくなる直前の、今が「闘うか否か」の分水嶺です。
学生の団結に怯え、追い詰められた国家権力の弾圧を、大学全体で跳ね返そう!(中執大森)
2014-11-29(Sat)

末光さんありがとうございました!

NF講演会に来てくださった末光道正医師
 写真 3
末光さん、あらためてありがとうございました。当日の講演会の様子を以下に記します。


 末光さんは先ず、先般の京大公安摘発事件に触れ、「胸がすく思いで、元気が出てきた!」と語られました。釈放された京大生2名もその場に居り、この間の学生運動の進展を改めて感じさせる講演会として始まりました。末光さんは1960年半ばに京大医学部に入学しました。入学当時、京大では政治が無かったそうです。しかし68年以降東京からインターン闘争がやってくると京大の自治会委員長が逮捕され、それを機に末光さんは活動に参加することとなりました。医学部でクラス決議によってバリストを行い、バリケードの中で自分たちのやりたい授業を行ったといいます。

 それと同時期に青年医師も闘っており、青医連を結成し全国化していきました。それまで医局が青年医師の配属先を決めていましたが、青医連はその配属の決定権を奪い、本当に医者が必要な地域に青年医師を配属させることができるようになりました。末光さんは卒業後、青医連によって八尾市に配属され、それ以来八尾市において地域医療を担われています。

 このように、闘争自体は1年ほどで終わってしまいましたが、たとえ短期間でも大学内に学生が自治空間を生み出すことができたこと、配属の決定権を青年医師が奪うことができたという経験は非常に重要です。学生には自治を行う力があることが歴史的に証明されているのです。さらに言えば現在では京大をはじめとする全国の大学で学生運動が盛んになり、警察の諜報活動や弾圧を乗り越えて力強い団結を作り上げています。次の社会の展望はここにあります。大学を「自分たちで守り、自分たちで運営する」ために全学生は団結しましょう!

中執 大森
2014-11-29(Sat)

激動の11月まとめ(NF講演会 基調提起から)

写真 1

現在、11・4京大公安摘発事件を切っ掛けに、連日メディアで京都大学が取り上げられ、全国的に「大学の自治とは何か」「学生はどういう存在か」ということが一大焦点化しています。これはつまるところ、今の戦争に向かう情勢の中で、大学が「戦争国家体制」の一翼に組み込まれることを許すのかどうか、という問題に行きつきます。私たち学生が、とりわけ京大生が社会に何を訴え、何を為していくのかが問われています。
 ここで同学会中執が訴えたいことは2点です。「学生自治会・労働組合にこそ社会の矛盾と対決する力がある」、そして「破綻した安倍政権に代わり、学生・労働者こそが社会の主人公になろう!」ということです。11月2日に逮捕された3学生は11月21日に無事奪還されました。今こそ1%の権力者が推し進める戦争政策に対し、私たち学生・労働者が攻勢に出るときです!

1.この間の経緯

・ 9月30日:松本紘前総長が退任する
 松本前総長は、2008年に京大総長に就任して以来、数々の大学改革を推し進め、学内規制やガバナンス改革により学生や教員・職員の決定権を奪ってきました。そして「グローバル人材育成」を掲げ、大学を国家統制の下で「国益」に寄与する存在とするべく、グローバル大学院「思修館」やTOEFL受験の義務化などの改革を進めてきました。
しかし学内外の反対運動によってそのことごとくが破綻し、世界大学ランキングも52位から59位に転落、最後の望みであった総長選挙廃止と自らの任期延長も、同学会中執を中心とした反対運動によって阻止されました。その後、後継者を作るべく国際公募までしましたが、最終的に何もできずに任期満了での退任を余儀なくされました。松本前総長は、学生の力によって打倒されたのです。

・ 10月1日~:同学会執Cが「大学の戦争協力拒否、安倍政権打倒」を掲げる
 後期開講からは、「グローバル人材育成」の大学改革に加え、7月1日集団的自衛権容認からはじまった剥き出しの戦争政治に問題意識を覚え、同学会執行委員会として「大学の戦争協力拒否、安倍政権打倒」を掲げて宣伝と議論を開始ました。
 これに対する危機感から、国家権力はキャンパスに直接公安警察を送り込み、10月初旬より同学会中執の活動を日常的に監視し始めたのです。

・ 10月15日:この国のために死んでたまるか!京大集会
 同学会中執は、京大から反戦運動を盛り上げていく契機として、「この国のために死んでたまるか! 10・15京大集会」を開催しました。当日は多くの京大生が注目する中で、「香港の学生のように闘おう」と訴えて学内デモを行いました。

・ 10月21日:国際反戦デー@東京
 同学会中執、全日本学生自治会総連合(全学連)、法政大学文化連盟、東北大学学生自治会、広島大学学生自治会、沖縄大学学生自治会の呼びかけで、10月21日国際反戦デーに東京で3波のデモを打ちぬきました。全国から多くの学生・労働者が参加し、安倍政権を打倒し、実際に戦争を止める展望を示しました。

・ 11月2日:労働者集会における3学生逮捕
 同学会中執としても参加した11・2全国労働者総決起集会では、全国・全世界から闘う労働組合・学生自治会が結集し、自国政府の進める戦争と職場で始まっている民営化を阻止し、安倍政権を打倒する決意を打ち固めました。
 そしてこの集会後のデモにおいて、京大生2名を含む学生3名が「転び公妨」によって逮捕されたのです。この弾圧は、沿道の公安警察の方から学生を押し倒したことをもって「公務執行妨害」とする極めて不当なものでした。学生が議論し、今の社会に対して批判することそのものを認めないとする、国家権力の意思の表れです。

・ 11月4日:公安摘発事件
 11月2日の逮捕を受けて、同学会中執は即座に救援のための署名・カンパ活動を開始しました。そしてその宣伝活動の前にまたもや現れた公安警察に対し、「情報を集めて11月2日に学生を逮捕させた張本人が、のうのうと学内で監視活動をしていることを許していいのか」と激怒した同学会の仲間が公安警察を問い詰め、逃げ出したところを取り押さえたのです。この騒動は、これまで学生の権利を奪ってきた京大当局をして「大学の自治の侵害だ」と言わせ、職員と共に公安警察を学外に追放するところまで行きつきました。

・ 11月7日:同学会中執による記者会見
 11月4日の事件の後、マスメディアによってこの問題が「一部の暴力的な学生が警官に暴力をふるった」というような内容に矮小化されないために、11月7日に同学会中執による記者会見を開き、「これは国家権力による大学の自治の侵害だ」ということを鮮明にしました。結果として偏向報道は続いたものの、ネットを中心に「大学の自治」が大きな話題になりました。

・ 11月12日:全学緊急抗議行動
 全学、全国で巻き起こった「大学の自治」に対する問題意識を、ひとつの方針にまとめ上げるものとして、学内外の団体に呼びかけ、11月12日に同学会中執を先頭に「11・12全学緊急抗議行動」を開きました。ここには農学部自治会・熊野寮自治会からの抗議声明も出され、全学的な団結を作る契機になりました。
 当日は全国から様々な学生自治会・労働組合が集まり、昼休みの抗議集会は延べ600名、夕方の討論集会は150名の参加を勝ち取り、「どうやったら今の社会を変えられるのか」という真剣な議論が交わされました。
 最後には「京都府警はただちに謝罪すべき」「3学生を今すぐ釈放すべき」「山極総長は正式な声明を出すべき」の3つの方針を議決し、参加者全員が闘う決意を固めました。またその後の総括会議において、全学的な反撃のための自治会同士の合同会議が方針化されます。

・ 11月13日:熊野寮への家宅捜索
 この一連の高揚を押しつぶし、「大学の自治」そのものを破壊し大学の戦争協力体制を作るものとして、11月13日の熊野寮へのガサはありました。この日、約150名もの公安警察・機動隊が警視庁本部から動員され、また大量のマスメディアを使った中身のない「過激派」バッシングを行うことにより、学生自治の砦たる熊野寮自治会を恫喝すると同時に、「『過激派』を認めるような大学の自治なんて破壊しろ」とキャンペーンを張ったのです。

・ 11月17日:京都府警への抗議文提出
 11・12の方針を具体化したものとして、また京都府警が11月4日の事件を「正当な職務執行だった」としたのを受けて、同学会中執から京都府警へ抗議文を提出しに行きました。しかし11月4日公安摘発事件に関して「抗議文は受け取らない」「理由を言う必要はない」と拒否されました。その後警備二課に直接出そうとする学生有志を警官が取り囲み恫喝するといった一幕もあり、今回の事件に対する府警の焦りが見える結果となりました。

・ 11月21日:11・13ガサに対する熊野寮自治会の声明
 11月13日のガサを受けて、熊野寮自治会から警察・マスメディアの行動を不当とする声明が出されました。この声明において、あらゆる学生の教育を受ける権利を保証してきた寮自治会の社会的意義が語られ、「大学の自治」を反社会的なものと描き出すマスメディアのキャンペーンに対する最大の反撃がなされています。

・ 11月21日:3学生の釈放
 11月2日から20日間に渡って不当に拘留された学生3名でしたが、同学会中執を中心とした様々な反撃、全国的な高揚の中で、起訴されることなく無事釈放されました。
 11・4公安摘発事件を契機に爆発した一連の事件は、学生自治会で団結すれば、不当な弾圧を跳ね返して仲間を取り戻し、逆に国家権力の不当性を暴いて反撃できるという展望を示しました。ここに確信をもって、さらに強固な学生自治会の団結を作っていきましょう!


2.安倍政権を解散に追い込んだぞ
 この間の経緯でも示されたように、「大学の自治」をめぐる問題は、今の世界的な戦争情勢、安倍政権の戦争政治と一体です。では、今その安倍政権はどうなっているのか。
 08年のリーマン・ショックで誰の目にも明らかになった世界経済の破綻は、今日ますます矛盾を深めています。それは、過剰生産・過剰資本によって成長できなくなった資本主義が、労働者の基本的な権利=交通・郵便・医療・教育をも金もうけの手段として民営化し、非正規職化による賃下げと合わせて延命しようとした「新自由主義」が、最後的に破綻したということです。この破綻は、もはや戦争によって市場を分捕り合うしかないところにまで来ています。
この流れの中で、安倍政権は集団的自衛権の容認を強行し、日米ガイドラインの改定によって、地球の裏側まで自衛隊を派兵し武力行使ができる戦争国家体制を作ろうとしているのです。しかし「自衛のため」「国益のため」、そういって行われる戦争で得をするのはいったい誰なのか。殺しあわされる人民を尻目に利権を貪る1%の権力者でしかないではないか! 一方でこの怒りに直面し、追い詰められているのは安倍政権の方だと捉えることが重要です。
 先日、日本経済の7~9月期GDP統計速報値が1.6%減だったと発表されました。4~6月期の7.3%減を「消費増税の影響だから仕方ない」とし、追加金融緩和も行ってこれで大丈夫だと高をくくった矢先のマイナス成長は、「GDPショック」として大きく騒がれています。世論調査で8割超の人が「景気が回復している実感がない」と答えたのと合わせて、マスコミを使ってさんざん宣伝してきたアベノミクスの幻想は完全に砕け散りました。
 日本経済の危機を乗り切るために打ちだされた、原発や鉄道などの発展途上国へのインフラ・パッケージ輸出=海外市場の侵略も、輸出元の国内における3・11以降の根強い反原発の闘いや、民営化反対の闘い、加えて輸出先の労働者の賃下げ・非正規職化反対の闘いによって、ことごとく破綻しています。
 また沖縄県知事選挙では、辺野古新基地建設を進めるために自民党が総力を挙げて支援した仲井間知事が大差で落選するという事態が起きました。大学の戦争協力という点では、今年5月には東京大学で軍事研究の要請が拒否され、この度京都大学では公安摘発によって戦時下体制の基礎である「国家権力による日常的監視」そのものが粉砕されました。「戦争国家体制」を構築する上での柱が次々に打ち砕かれています。広範な労働者・学生の「こんな社会は嫌だ!」「生きさせろ!」の決起によって、安倍政権は経済の面でも軍事の面でも完全に行き詰まり、ついに21日に衆院を解散するところまで追い込まれたのです!

3.学生自治会にこそ社会矛盾と対決する力がある
 戦後の学生自治会は、第二次世界大戦で大学が国家の統制下におかれ、軍事研究や学徒出陣など戦争に協力させられた歴史を反省し、「二度と戦争の惨禍を繰り返さない」という決意のもとで再編されました。そして60年、70年安保闘争に代表される学生自治会の闘いが、大学と学問が戦争動員に利用されるのを阻止してきました。東京大学が防衛省からの協力要請を拒否したのも、こうした闘いが生み出した成果です。
 一方で、2004年の国立大学法人化を象徴とする新自由主義政策が大学に導入される過程で、全国の多くの大学から自治、学生の横のつながりが破壊されていきました。100以上の大学自治寮が廃寮や管理化の憂き目に遭い、全学自治会やサークル自治会が解体され、学内規制や「グローバル人材育成」に代表される大学改革が、学生の権利を奪い続けてきたのです。

 しかし今回の公安摘発は、今一度学生自治会で団結すれば、社会の矛盾と対決して勝利できることを示しました。大量の機動隊とマスメディアを使ってネガティブキャンペーンを張っているのも、学生自治会が持つ力を恐れているからに他なりません。実際、この一連の流れにおいて、逮捕された3学生は無事に釈放され、公安を摘発した学生も逮捕されることなく元気に活動しています。

 学生自治会の原則は何か。「学生の利害に立ち、学生の権利を守る」、そして「一人の仲間も見捨てない」ということです。差別によって研究室を追い出された学生がいれば、一緒に抗議する。入国管理局にとらわれた留学生がいればまず会いに行く。逮捕された学生がいれば救援活動を行う。他にも学費・就活・奨学金・学内規制・単位など、さまざまなものによってがんじがらめにされた今の学生の困難に寄り添い、一緒に解決する道を探す。こうしたひとつひとつの取り組みの先に、更に強固な学生自治会の団結や発展、そして次の社会を作る展望はあります。それは、労働組合も同様です。

 資本主義社会が破綻していく中で、世界中の権力者が戦争に駆り立てられています。しかし、実際に戦争をやるのは現場の労働者・学生です。運輸労働者がストライキすれば戦争物資は運ばれず、基地労働者がストライキすれば戦闘機は飛ばず、学生がストライキすれば軍事研究は進まず、自衛隊がストライキすれば戦争は始まらないのです。実際に社会を動かしているのは徹頭徹尾現場の労働者であり、学生なのです。戦争を止められるか、労働者・学生が社会の主人公になれるかは、この階級的団結を作れるか否かにかかっています。

 確かに今は大変な時代です。学生にとっては、ひとつ単位を取り損ねれば、留年し、学費を払えず、就活を失敗し、奨学金を返せず、生きられない状況に追い込まれてしまう。こういった恐怖が蔓延し、今の社会がおかしいと思っても行動できないという学生も多いのではないでしょうか。また労働者にとっては、多くの労働組合指導部が権力者に逆らわないという現状もあります。しかし、安倍政権に代表される戦争政治を認めた先にあるのは、世界中を更地にする第二次大戦以上の惨禍です。

同学会中執は今回の件を通じて、例えどのような弾圧があっても絶対に負けない団結を作り示したつもりです。3学生が逮捕された11月2日の労働者総決起集会に集まった5700人は、まさにこのような団結をもった学生自治会・労働組合の結集体です。この団結を全国に押し広げ、学生自治会・労働組合を復権した先に、次の社会の展望があります。すべての京大生、すべての労働者・学生に共に闘うことを呼びかけます。同学会中執はこの情勢の中で、人生を懸けてみなさんと団結して闘う決意です。

中執 大森
2014-11-29(Sat)

11月30日 高槻現地闘争へ

闘う学生より以下のような渾身の訴えがありました。中執としても、断乎応えたいと思います。


ダウンロード

京大生のみなさん! 11月30日に大阪府高槻市にて、人民による自らの生きる場を賭けた死闘が展開されます!おきていることは京大と同じく、国家権力との真正面からの激突です。高槻市の植木団地からの住民追い出しの暴挙を、阻止しよう!

高槻市の植木団地は、現在も被差別部落の人が多くすんでいます。そもそも高槻の被差別部落の人民はこの国において許し難い差別を受け、多くの人民との団結を阻害・破壊され続けてきました。就職差別などで、仕事も中々得られません。そこで自らの生活のために高槻市園芸協同組合を結成し、それに市が協力する形でこの地に植木団地がつくられました。京都大学において、お金がない学生も学問できるように、学生側が主導し、低家賃で住める吉田寮や熊野寮を大学側に造らせて行く過程と発想は同じです。この団地はそこで生活する人民にとりなくてはならない、そして団結のための場です。しかし、昨年高槻市は植木団地の使用契約の更新不可を通告しました。その期限が今月30日。国家権力とそれに追従する市当局は、今現在、公営住宅からの住民を追放し、民間の不動産に管理運営を委託しようとしています。財政が破綻する中で、最も生活に困った人から金をむしりとり、1%の資本家を富ませる策略がうごめいています。

しかし、植木団地の支援組織である部落解放同盟は、攻防のあまりの激しさに、国家権力、市当局とともに、追い出しの圧力をかけてきました。それに追随する形で多くの左派団体が潮が引くように支援から身を引いていきました。けれど、この許し難い団結破壊、生活破壊についに労働者の決起が開始されました!部落差別を資本家・政府による人民の分断であるとの認識を持ち、階級闘争を戦う全国水平同盟が、ついに高槻市において結成され、立ち上がる労働者の団結の砦となっています!

11月30日、万国の学生、労働者よ、高槻に集結して国家権力とその先兵どもを震え上がらせよう!連帯の力で高槻の労働者の生活と団結を守り抜こう!プロレタリアート万歳!(学生β)

11・30植木団地追い出し絶対反対現地闘争
★ と き 11月30日(日)午後1時~
★ ところ 植木団地(高槻市川添1丁目)

中執 大森
2014-11-29(Sat)

熊野寮祭 始まる!

写真 2

時計台占拠と、時計台前コンパで始まる、熊野寮祭。
熊野寮へのネガティブキャンペーンを跳ね返し、当日は200人以上が結集。時計台前が解放区になりました。

寮祭期間は11月28日から12月7日まで。
写真 3
君が笑った、明日は寮祭!(スローガン)

中執 大森
2014-11-29(Sat)

11月27日 団結御礼 昼休み集会報告

写真 1

11月27日、京大同学会中央執行委員会は、くすのき前で、奪還された2人の京大生とともに「団結御礼☆11・27昼休み集会」を開催しました! 不当逮捕をうけて300筆もの救援署名が集まり、多くの学生が熊野寮への不当なガサ攻撃と対決するなど、獄中―キャンパスの団結した闘いで勝利した地平を報告するとともに、学生自治会をますます発展させようと訴えました。政治弾圧をうちやぶった2学生が元気に登場し、確信も固く訴えました。

それに応え、キャンパスでは圧倒的な注目と激励、「100人もの機動隊を寮に突入させるなど許せない」と警察権力・安倍政治への怒りの声が続々と寄せられました。台湾から来た観光客の女性は、学生が「安倍打倒」を掲げたデモに立ち上がっていることに感激し、マイクで訴える学生と記念撮影。通りかかった学生は足を止めて発言者の声を聞き、ビラに目を通していました。基調提起に立った作部羊平書記長の「破綻した安倍政権に代わって、学生・労働者こそが社会の主人公になろう!」という熱烈な訴えに続き、熊野寮自治会のメンバーが声明文を読み上げました。

集会終了後には、同学会中央執行委員会から山極総長に①11月4日の公安摘発事件について、当日の経緯と京都大学当局としての見解を全学に明らかにすること、②11月2日の京大生逮捕から13日の熊野寮家宅捜索という一連の事件について、京都大学当局としての見解と立場を全学に明らかにすること、を求める抗議文の提出行動を行いました。

京大生のみなさん!帰ってきた京大生2人は、今日も変わらず元気です!

中執 大森
2014-11-27(Thu)

団結御礼☆ 11・27昼休み集会へ 

逮捕されていた京都大熊野寮生2名が無事京都に帰ってきました。11月27日の昼休みは、支えてくださった皆さんに御礼申し上げるとともに、ますますの自治会の発展を祈願して、釈放記念集会を行います。ビラでもお伝えしていますが、2学生も登場します。ぜひ、昼休みは時計台くすのき前にお集まりください。


中執 大森
2014-11-27(Thu)

11月NF講演会 報告

写真 2

当日は、今月2日に東京でデモの最中に不当逮捕され、21日に無事不起訴・釈放された3名の学友のうち2名の京大生
も参加しました!

講演会ではまず、この間の京大での一連の攻防について作部書記長が基調報告(裏面参照)。つづいて、八尾北医療センター院長の末光医師の講演が行われました。自身の京大医学部での闘いを振り返るとともに今回の京大の件にも触れていただき、すばらしい講演となりました。佳境に入ると、いよいよ奪還された2学友からアピールです。2人とも意気揚々と登場し、救援活動への感謝と今後の抱負を述べました。質疑応答では、「いま自衛隊基地建設に反対していて、警察の監視が厳しくなっている。もし逮捕されたらどうすればいいか」「学生が物事に疑問をもっても、授業や就職活動に追われて運動できなくなってしまうことが多いが、どう変えていくか」などの質問が出され、講師や2学友、参加者も一緒になって活発な議論が生まれました。最後に司会の纐纈副委員長から、11月27日の3学友奪還報告集会への結集が呼び掛けられました。講演会には学内生、学外生、地域の労働者など延べ40名以上が参加し、成功裏に終わりました。

中執 大森
2014-11-22(Sat)

祝!釈放。

21日17時前、勾留満期を迎えた3人の学友が無事、 不起訴釈放されました。


以下、中執からみなさんへの声明文です。


11月21日16時半ごろ、2日の反戦デモにおいて逮捕されていた3名の学友が無事釈放されました。獄外での救援署名や救援カンパのおかげをもちまして、獄中での3人を完全黙秘・非転向を貫き通し、拘留満期で取り戻すことができました。獄内外の団結が生んだ大勝利です。ありがとうございました。
 大学における公安のスパイ活動や熊野寮に対する家宅捜索など、警察権力はますます運動に対して弾圧を強めていますが、今後とも皆様の団結を恃んで共に闘ってゆく所存でので、よろしくお願いいたします。

京都大学全学自治会同学会中央執行委員会


11月23日は釈放記念講演会を行います。
14時に、吉田南総合館西棟4階(共西41)に集まろう!(グラウンド南東部)



ナイスガッツ!パワフル魂!でもさすがに少し痩せたかな?
2014-11-19(Wed)

NFに末光道正医師来る!

11月祭(NF)期間中の11月23日に、同学会中執は講演会を行います。本講演会は、21日で拘留満期を迎える京大2学生の不起訴・釈放記念講演会にしたいと思っています。京大OBの末光道正医師も断乎来て、講演してくれることになりました。必ず不起訴・釈放を勝ち取ろう!



末光道正医師とは…
1970年安保闘争の京大闘士。京大病院での青年医師連合のストライキ闘争で作られた臨時評議会より、下水施設も通らず、病気が蔓延していた被差別部落であった西郡に医師として派遣され、以後40年近く現役で医師を続けており、八尾北医療センターの現院長である。

八尾北医療センターとは…
1946年天然痘が流行、行政による村内隔離で子どもを中心に200人が死亡した。これに対し51年に西郡平和診療所を開設。住民が資金と資材を出し合い医師も自力で捜す。全国発のトラホーム集団無料検診開始。82年4月八尾北医療センター開設。98年大阪府による病院民営化=売却攻撃が激化。00年八尾北医療センター労組を結成し反撃。03年末光院長解雇・大病院の乗っ取りを阻止。05年医療センター自主運営開始。10年市議会、医療センター明け渡し提訴2012年八尾市による明け渡し請求棄却の地裁判決。自主運営継続を勝ち取る。

共西41で14時からです。
2014-11-18(Tue)

3学生への拘留延長弾劾!

写真 1

前日に拘留期間が21日満期まで延長されたことにより、11月14日、東京地方裁判所で、逮捕された京大生2名を含む3学友の「拘留理由開示公判」がありました。この公判は本来、その名前のとおり「被疑者」がなぜ拘留されているのかの理由を開示するためのものです。しかし、実際の公判は裁判長の恣意的な判断で推し進められ、法廷の中には裁判所における警察権力のような弾圧専門の職員(廷吏)が始めから10人以上もいたのです。これが有罪率99%を誇る日本の司法の現実です。傍聴した学生や労働者の仲間は、この弾圧体制をぶち破り、3学生と団結してこのでっち上げ裁判のペテンを暴ききりました。最初、3学生の拘留理由を裁判長に徹底追及していくと「拘留理由は答えられません」「拘留理由は一切言いません」と強行な態度を示しました。「なぜ言えないのかその理由を言え」と追及すればするほど「傍聴人はしゃべるのをやめなさい」
「一切の私語を禁止します」と、傍聴者を6人も退廷させるという暴挙にでました。まさに言論・思想・政治弾圧を重ね戦争を進める安倍政権と一体の攻撃であり、一切非和解であるということをまざまざと表しています。(学生α)
2014-11-18(Tue)

京都府警が抗議文の受け取りを拒否!

11月17日、学生10人で先日発覚した公安警察の日常的スパイ活動に対し、京都府警本部に抗議文提出に赴いた。
写真 2

府警本部は11月13日付けで、摘発された警察官の行動を「逮捕者の奪還といった犯罪」を抑止するための「正当な職務執行」であるとの見解を示している。
しかし、当警察官は2学生の逮捕以前から学内でスパイ活動を行っていたところを何度も目撃されており、まったく理由にはならない。
本部窓口に行き、この件に関する抗議文を提出しようとしたが、「本件に関しては受け付けない」「理由は答えない」の一点張りで、逆に10人以上の公安、警備が館内から飛び出して威圧してきた。団結した学生に怯え、市民生活を守るという建前すら投げ捨てる醜悪さ!
image (1)
我々の帰り際、不安そうにこちらを見つめる警察。これが追い詰められた警察の正体だ!
京都府警は開き直りを止め、抗議文を受け取れ!


抗議文
        
京都府警本部 殿

 私たち京都大学全学自治会同学会中央執行委員会と学生有志は、11月4日に京都大学構内に私服警察数名が潜入し、情報収集―スパイ活動を行っていたことについて以下、抗議する。

 11.2全国労働者総決起集会後のデモ行進で京大生2名を含む3名の学生の仲間が不当逮捕された。その仲間の即時奪還を求め、11月4日昼休みに行った情宣活動を監視していた京都府警警備2課所属の警察官を学生有志が摘発し、追放した。
 私たちは、この警察の大学構内への潜入―スパイ活動を徹底的に弾劾する。そもそも大学は学問の自由が保障された空間であり、そこに警察権力が介入することは学問の自由や大学の自治を侵す許されない行為である。
 また、京都大学と京都府警とは「大学構内に立ち入るときは事前通告を行うこと」との協定を取り交わしており、これにも違反する行為である。
 
 さらに、京都府警本部は11月13日付けで、当警察官の行動を「逮捕者の奪還といった犯罪 」を抑止するための「正当な職務執行」であるとの見解を示した。しかし、当警察官は2学生の逮捕以前から学内でスパイ活動を行っていたところを何度も目撃されており、まったく理由にならないものである。

 3名の学生は、すでに3週間近くも不当な長期拘留を強いられている。今回の件が学生に対する政治弾圧であることは明らかである。

 京都府警は大学の自治の破壊、学問の自由の侵害について、謝罪せよ。

京都大学全学自治会同学会中央執行委員会
学生有志
2014年11月17日

2014-11-18(Tue)

熊野寮への家宅捜索弾劾!

熊野寮への家宅捜索弾劾!警視庁・京都府警は謝罪せよ!
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ビラを作ってすでにキャンパスに撒いています。データは同学会のホームページにあげています。


 13日午後2時過ぎ、京大熊野寮に30数名の警視庁公安部の刑事と、90名の機動隊が家宅捜索に入った。東京都内で11月2日に行われたデモ中に「公務執行妨害」で逮捕された京大生2名が住んでいた「自治寮」への不当な威嚇行為であり、許せない弾圧である。また、警視庁から京大に大量に捜査員が送り込まれることなど、これまでなかったことであり、大学自治への前代未聞の介入である。

 さらに当日は、大学に捜索の通告が入る前に、すでにマスコミが待機しており、全国ネットで捜索の様子が流された。ほとんどのマスコミは当事者に確認を取ることもなく、また顔にモザイクをかけることもなく、抗議する学生を盗撮し「過激派の拠点」として熊野寮を世間にアピールした。

 今回の捜索の直接的な理由は、未だ完全黙秘している2人を過激派と断定した上で、その日常的な活動実態を暴くというものである。警察はその正当性を世の中にアピールしたいがために、マスコミに家宅捜索する旨をリークし、不当にも盗撮させたのである。また、令状を見せることも警察手帳も見せることなく当然のように住宅に押し入る!これこそが国家権力の邪悪な正体だ。
 だが過激派の学生の拠点を調べるというのも実は名目に過ぎない。今回の弾圧の本質は京大最大規模の自治空間そのものへの恐怖、憎悪の表れであり、自治を解体し、大学改革を何としても進めたい安倍政権の必死の抵抗である。

 そもそも11月4日には同学会とともに闘う学生により、京都大学構内での京都府警の日常的なスパイ活動が明らかにされた。京大生2名の自治会活動をスパイし、警視庁と結託して不当逮捕させた下手人であるとして、学生の中に怒りが湧き上がり、見事摘発されたのだ。11月12日の緊急抗議行動には600人の労働者・学生・市民が集まり、安倍政権が進める戦争政治、大学改革と一体のものとして3学生逮捕・公安のスパイ活動を弾劾しぬいた。後期開講以降、学生の団結は拡大に次ぐ拡大であり、安倍政権には為すすべもない。その中での追い詰められた家宅捜索だったのだ。

 11月12日の抗議行動を闘い抜いた学生はもはや国家権力に怯むことはない。
家宅捜索当日は熊野寮の寮生50人が寮への侵入を防ぐために結集し、一歩も引かず、建物内に機動隊を入れることを阻止した。また恥も外聞もなく撮影を続け、恣意的な報道を続けるマスコミに対しても強く抗議した。
不当な弾圧・キャンペーンに負けることなく、京大生2名を含む3学生の早期釈放を勝ち取ろう。

同学会中執 大森

2014-11-16(Sun)

11.12 討論集会(夕方) 基調提起

基調提起(同学会中執 作部より)
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11月2日、11月4日に何が起きたか

 11月2日に行われた“11・2全国労働者総決起集会”のデモ中に京大生2名を含む学生3名が「公務執行妨害」のでっち上げによって逮捕されました。また、11月4日の昼休みには同学会中執の宣伝活動を監視していた公安警察を学生有志が摘発し、杉万副学長を含む京大職員と共に抗議・追及し、京都府警に引き渡すという事件がありました。
 一連の事件は、単に学生が警察に暴力をふるったとか、そのような次元の問題ではありません。一部では「11月2日に過激な京大生を逮捕したので公安がその調査に来ていた」というような歪曲した報道がなされていますが、そもそも今回摘発された公安警察は、10月初旬から度々構内で目撃され、同学会中執の「大学の戦争協力を止めよう、安倍政権をたおそう」という宣伝活動を監視していました。今回逮捕された2名の京大生は、この同学会運動を担っていた学生です。
 つまり国家権力が大学の中に警察権力を常駐させ、学生の活動を監視し、自治会が今の政権はおかしいと議論し始めた瞬間に、学生を逮捕し牢獄に閉じ込める。安倍政権が意図的に大学の自治、学問の自由を破壊しに来ている現実が突き出されたということです。
 逮捕された3名の学生は未だ留置所に囚われ、過酷な取り調べを受けています。断じて許す事は出来ません。

一連の事件は、戦争を推し進める安倍政権下で起きている現実である

 安倍政権は今年7月1日に、数々の反対意見を無視して集団的自衛権容認の閣議決定を強行しました。そして防衛費の強化、軍需産業の促進、辺野古基地建設を次々に進めています。更にはイラク・シリア空爆への支持を表明した上で、日米ガイドラインの再改定によって地球上のどこにでも自衛隊を派兵し、武力行使できる体制を整えようとしています。
 こうした中で、大学の戦争協力が焦点化しています。文科省が奨学金滞納者を自衛隊に送る「経済的徴兵制」の導入を検討し、防衛省は大学に対して共同研究の圧力を強めています。その一方で学生は学費・就活・奨学金・単位・学内規制によってがんじがらめにされ、「グローバル人材育成」という名の管理教育によって国益イデオロギーを刷り込まれていく。
 この戦争に向かう情勢に危機感を覚え、私たち同学会中執は後期開講から「大学の戦争協力阻止・安倍政権打倒」を掲げ「学生は団結して立ち向かおう」と訴えてきました。そして「この国のために死んでたまるか! 10・15京大集会」を行い、「10・21国際反戦デーデモ@東京」では全国の闘う学生自治会や労働組合とつながり、戦争反対の活動に取り組んできました。

 今回の弾圧はこうして「戦争反対・安倍政権打倒」の団結を作るべく主張し・議論することそのものへの攻撃であり、明確な思想弾圧です。戦前においては、マルクス主義の普及・研究を行っていた学生を一斉検挙し有罪判決を下した戦前の政治弾圧、「京都学連事件」を契機に大学の戦争動員がはじまり、最後には学徒出陣へと行きつきました。
 自由な思想、自由な討論、自由な研究。それらを完膚なきまでに破壊し、国家の下に全人民を動員し、殺し合わせる。これが戦争の内実です。「自衛のため」「国益のため」、そう言って行われる戦争で一体誰が得をするというのか。結局、戦地にも赴かず安全圏から指示だけを飛ばして、利権をむさぼる1%の権力者でしかないではないか。
 大学の自治は、まさにこの戦争を反省し、国家権力による不当な介入に立ち向かうものです。

学生自治会にこそ力がある

 一部の資本家の利益のために、労働者が搾取され殺される。こんな社会は根本的に変革しなければなりません。すでに、世界各国で学生や青年労働者を先頭にして「時の政権を打倒しよう」という闘いが始まっています。香港では、2017年に行われる行政長官選挙の「民主化」を求めて、多くの人々が繁華街に座り込んで抗議活動を戦っています。注目すべきは、その中軸に大学でストライキをやって街頭に飛び出した十代、二十代の学生たちがいるということです。世界は戦争か、革命かの時代に入り、その中で学生が社会を動かす情勢の決定要因として登場しようとしています。
日本の安倍政権はぐらぐらになっています。原発政策の破綻と内需の崩壊により、製造業など国内の産業は壊滅的な状況です。GDPは年率換算で7%のマイナス成長、「いずれ給与に反映される」と言っていた消費増税も、求人倍率の低下と物価の下落を招いただけに終わっています。

 「国内での搾取が行き詰ったなら、海外から奪えばいい」とでも言わんばかりに打ち出されたのが「インフラ・パッケージ輸出」政策です。日本国内においても巨大事故や安全問題が頻発している原発や鉄道を、あろうことか海外の市場に輸出してカネ儲けしようというのです。しかし、輸出元の国内での民営化反対の闘いと、輸出先の労働者の賃下げ・非正規職化反対の闘いによって、破綻寸前になっています。

 こうして、戦争をする以外に現状を打開できないところまで追い詰められた結果として、今の安部政権の戦争政策はあるのです。
 11月2日の全国労働者総決起集会には、国内各地、海外で政権の進める戦争と、職場で始まっている民営化に反対する労働組合、学生自治会が結集しました。今回の3名の学生に対する不当逮捕は、世界中でまきおこる戦争と民営化反対の闘いに対する、政権の存亡をかけた弾圧でした。しかし、今日の集会でも明らかになったように、こんな攻撃はかならず打ち破ることができます。
 京都大学では、2012年の同学会再建以降、大学から戦争と民営化に反対して闘ってきました。松本前総長は総長就任直後から関西経済連合会に加盟し、経営者の側から見た「大学改革」を進めようとしました。福利厚生のための学寮を増寮する代わりに建設されたグローバル人材育成のための学寮「思修館」や、TOFLE受験の義務化、総長権限強化のための学長選挙廃止と任期延長などがその政策です。しかし、同学会中執を中心とした学内外の反対運動によってことごとく破綻しています。
 
 思修館は定員割れをおこし、学長選挙廃止と任期延長は阻止されました。TOEFL義務化に対しても、英語の外国人教員も含めて怒りが広がりました。
 あらゆる職場の民営化・非正規職化、また、第二次世界大戦時の日本の軍国主義への翼賛体制作りに対する抵抗闘争は、攻撃が激しくなったからではなく、激しくなる攻撃に労働組合や自治会が団結を守りきれないことによって敗北させられました。
  しかし、今は違います。京都大学でも権限を振りかざし「京大のムバラク」とまで言われた松本総長の再任を阻止し、任期満了での退任を余儀なくさせました。
 戦争と民営化を進めるための裏切り者を学内につくることに失敗した。だから、公安警察をそのまま送り込み、情報収集して弾圧するしかなかった。そして、これを摘発したということは、もう安倍政権に成す術はないということです。「公安警察のミス」ではなく完全に私たちの闘いの前進が作り出した勝利です。

 私たちは今回の闘いで、戦争と民営化を進める安倍政権に対して、かく闘えりというものを示せたと思います。 学生自治会で団結すれば大学自治・学問の自由を守り、戦争を止めることはできます。今日集まった仲間の皆さんとともに、断固この道を進みましょう。職場・キャンパスの仲間との団結を守りぬき、あらゆる分断攻撃と対決しましょう。労働者・学生が生き闘っていくための労働組合・学生自治会の建設に勝利しましょう。

以下3つの方針を本集会の決議として提起します。。
一つ、11月4日京大公安摘発事件について、京都府警はただちに謝罪すべきである
一つ、11月2日に逮捕された、京大生2名を含む3名をただちに釈放すべきである
一つ、京都大学当局は今回の一連の事件を大学自治の侵害の問題として捉え、山極寿一総長の責任で声明を出すべきである。
2014-11-14(Fri)

11.12緊急抗議行動 報告ビラ文章

 11月12日の緊急抗議行動の報告ビラを作りました。↓昼集会の様子
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ビラそのものは同学会のホームページにあげています。
ここではビラの中から文章だけ抜き出して、当日の要旨を報告したいと思います。


11月2日の東京における学生3人の不当逮捕と、4日に発覚した大学への公安警察の日常的な侵入に対して、12日に全学的な集会を2回行いました。
1回目は昼休みに時計台クスノキ前での全学緊急抗議集会を、2回目は夕方に文学部の講義室で討論集会を開催し、共に大勢の学生や労働者が参加し大成功を収めました。その報告を掲載します。

昼休みの全学緊急抗議集会では、まず同学会書記長の作部くんが基調提起で集会の意義や方向性を宣言した後、農学部学生自治会常任委員会や熊野寮自治会常任委員会がそれぞれ発した声明文を2人の学生が読み上げました。続いて、全国学生自治会総連合委員長の齋藤郁真くんが、全国の学生の闘いの中に改めて京大での闘いを位置づけ、その重要性を確認しました。その後、会場からの発言も活発に行われ、公安警察の侵入が大学自治や学問の自由に対する重大な侵害であることや、学内差別を撤廃する闘いの必要性などが提起されました。多いときで一時に200人ほどがクスノキ前に集まり、延べ数では600人以上が集会発言を聞いていました。

夕方の討論集会では、まず連帯挨拶を全国金属機械労働組合港合同の方と全学連委員長の齋藤郁真くんからいただきました。港合同の方からは11月2日に行われた全国労働者総決起集会の成功が政府を恐れさせ、警察に展望の無い弾圧を行わせたのだと語られました。齋藤くんからは今年7月1日の集団的自衛権の閣議決定情勢を受けて、世界中で現場の行動によってベトナム戦争を止めた国際反戦デー(10月21日)を今年復活させ、全国の学生が戦争政治に対決していく中でこのような弾圧があったと提起されました。

その後、昼と同じく同学会書記長の作部くんが基調提起を行いました。そして記念講演として法政大学暴処法弾圧裁判弁護団長の鈴木達夫さんに「戦争と大学自治」というテーマで講演をしていただき、本来大学は権力と緊張関係があったが、現在では金儲けを優先してしまうシステムの中で戦争を進めていく機関に大学がなってしまったため(=新自由主義大学化)、今こそ労働者人民のための「真理探究の大学」を取り戻すことを掲げるべきだと提起されました。その後の討論では学内の諸団体から、あるいは個人として多くの学生が発言しました。特に、今回の公安摘発事件を法律の問題で片付けるのではなく、学生の団結をどうやって維持発展させるかという点に沿って考える必要があり、それを壊そうとした公安を捕らえたことは何ら問題ではないという発言が印象的でした。

討論の後は全国から結集した学生(東北大、法政大、広島大、沖縄大など)の決意表明が続き、最後は3つの行動方針が採択されました。この採決の後、同学会副委員長の纐纈くんのまとめと委員長の大森くんの団結ガンバロウで集会は終了しました。この討論集会には150人の結
集がありました。

今回の私たちの一連の行動や昼夜の2回にわたる集会を通して、京都大学や全国の学生、労働者の闘いの中に現在の社会を変えていく展望があることが示されました。集会に少しでも参加してくれたあなたの中にそれがあるのです。私たちはそのことを信じて、もっともっと学生と団結を作り、深めていくことで、私たちが生き闘っていくための学生自治会を建設していきます。(纐纈)
2014-11-11(Tue)

11月12日緊急抗議行動に向けて

 山極総長体制に代わって早1ヶ月半が立とうとしています。同学会の運動もこの1ヶ月半で「反戦・反弾圧」と、大分飛躍しました。
 その中であらためて、2014年前期まで少しばかり問題になっていた「2012年度の再建過程の詳細」と、「同学会に出されている告示」について知り、積極的に共有したいという人も増えだしました。
 同学会再建以来最大の挑戦としての11.12緊急抗議行動を行う前に、一つのけじめとして「再建過程」と「告示」について、同学会のホームページの活動まとめに上げておきましたので興味ある人は読んでください。残りは追ってまとめていきます。では明日がんばんりましょう。

同学会中執一同
2014-11-11(Tue)

11.2弾圧 救援署名について

救援署名を集めたい、データをアップしてほしいという要望がありました。遅くなりましたが、同学会のホームページに載せました。
集めた署名は、11月12日の抗議集会(12時~時計台クスノキ前)、討論集会(18時半~)に持ってきてもらうか、
606-8397 京都市左京区東竹屋町50 京都大学熊野寮 作部 まで送ってください。
署名は13日の深夜に一度集約します。13日の時点で釈放されていなければ、継続して集めますので、どんどん送ってください。
また14日の14時から東京地裁での3学友の拘留理由開示公判が決まりました。
多くの参加お願いいたします。
2014-11-09(Sun)

11月12日 全学緊急抗議行動 要綱

来る11/12全学緊急抗議行動の要綱を説明します。

抗議集会 @時計台・クスノキ前(地図上☆) 12時~
 実行委員長からの基調提起のあと、闘う学生、労働者、市民等に、リレー形式で発言してもらう予定です。

討論集会 @文学部新館・第3講義室(地図上○) 18時半~
 講演:鈴木たつお(法政大学暴処法弾圧裁判 弁護団長)  「大学自治と戦争」について語ってもらう予定です。

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興味ある人はぜひ参加してください。

同学会中執 大森



2014-11-09(Sun)

11.9 同学会中執声明

声明を書きました。全学、全国の学生団体、自治団体はぜひとも後に続き、声明を出してください。

                                   声明

                                               京都大学全学自治会同学会中央執行委員会
                                                                 2014年11月9日

 11月2日、「戦争と民営化の安部政権を倒せ」と訴える東京のデモにおける学生3名(うち京大生2名)の逮捕事件と、同月4日に本学にて発生した「京大公安摘発事件」について、同学会中央執行委員会としての見解を以下に示す。
 
 一連の事件は、戦争を推し進める安倍政権下で起きた大学自治の侵害であり、学生弾圧事件である。

 世界的な戦争情勢の加速に合わせ、安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、関連法案の制定を画策している。一方、文科省では「経済的徴兵制」についての議論がなされ、防衛省は大学へ共同研究の圧力をかけ、大学では「グローバル人材」育成に向けた管理教育の強化が始まるなど、学生の日常は国際競争と戦争へ駆り立たせられ始めている。
 このような情勢に対して、同学会中央執行委員会は10月15日「この国のために死んでたまるか!京大集会」を開催し、学生に「大学の戦争協力阻止、安倍政権打倒」を掲げ団結して闘うことを呼びかけた。また、同月21日には東京で他大学の学生とともに「国際反戦デー行動」を呼びかけ、労働組合とも連帯して反戦運動に取り組んだ。
 今回摘発された公安警察官は、10月初旬ころから京大構内を徘徊し、同学会の活動を諜報しているところを何度も捕捉されていた。逮捕された京大生2名に関する情報も、当警察官により収集されたことは疑う余地がない。
 戦前、「京都学連事件」によって始まった京都帝国大学における思想弾圧は、最後には4,400名の学徒出陣、200名の戦死に行き着いた。これを真剣に反省し、学生自治会など学内の団結組織が国家権力の不当な介入と絶えず闘い守ってきたのが京都大学の自治である。
 今回、学生が大学構内で公安警察に日常的に監視され、政権を批判して逮捕された。大学の構成員が弾圧の恐怖に縛られ自由な発言ができなくなったとき、大学の自治は破壊され、戦争に協力させられることになる。
 同学会中央執行委員会は大学の自治の解体、学生自治活動への弾圧を許さない。さらに、大学のみならず、規制緩和と非正規化によって労働組合の弱体化を進める安倍政権に対し、断固として闘う。この立場をすべての京大生に提起し、真の全学自治会としての同学会を復権させる決意である。

 以下、3点提起し、この立場から11.12全学緊急抗議行動を呼びかける。

一つ、11月4日京大公安摘発事件について、京都府警はただちに謝罪すべきである
一つ、11月2日に逮捕された、京大生2名を含む3名をただちに釈放すべきである
一つ、京都大学当局は今回の一連の事件を大学自治の侵害の問題として捉え、山極寿一総長の責任で声明を出すべきである
2014-11-06(Thu)

明日、記者会見をやります。

明日11月7日金曜日、公安警察が学内で逮捕された件について、同学会中央執行委員会の主催で記者会見を開きます。

この間いくつかの新聞社から取材を受けましたが、中執の間でも情報の食い違い等がありました。明日、情報を一元化し、同学会中央執行委員会として正式に記者会見を開こうと思います。

時間:12時~ 昼休み
場所:京大時計台くすのき前

また、11月12日水曜日には、学内で11.12全学緊急抗議行動を開きます。
時間:12時~ 昼休み
場所:京大時計台くすのき前

参加可能な新聞社の方は参加してください。学生も見に来て下さい。

同学会中執一同

2014-11-05(Wed)

公安警察を摘発!

昨日11月4日の昼休みに、同学会中執の宣伝活動を監視していた公安警察を学生有志が取り押さえ、その学生有志と同学会中執をはじめとした大勢の学生と、杉万副学長を含む大学側職員数名で抗議・追及し、警察に引き渡すという大事件がありました。

詳細についてビラにまとめて、同学会ホームページの活動記録の所に挙げておきました。
共有し、周知してください。
→同学会ホームページ

また本日18時15分から、11月2日の東京のデモに参加した3学友(京大生2名含む)が逮捕された件、11月4日の公安警察が摘発された件について話し合うために、同学会の運営会議を行います。集合場所は吉田食堂前です。
そこで一致をつくり、逮捕されている学生3人の救援活動をさらに大きく展開していきたいと思います。
興味ある人は誰でも参加できるので、是非参加してみてください。

同学会中執 大森
2014-11-03(Mon)

11・2集会での京大生逮捕弾劾!

戦争反対・安倍打倒デモで、
京大生A君,京大生B君,首都圏学生C君が機動隊による違法・無法な襲撃で、「公務執行妨害」をでっち上げられて逮捕されました。
同学会中執は、早急に署名とカンパを集め、救援活動に起ちたいと思います。
写真

戦争に反対した学生への政治弾圧を跳ね返そう!京大生の誇りにかけて、早期奪還を勝ち取ろう!

同学会中執一同
2014-11-03(Mon)

10.15 10.21 速報EXTRA

前記事に引き続き、同学会のホームページの「活動記録」にビラはあげているので、文章だけ上載せておきます。

10.15速報

10月15日、京都大学で「この国のために死んでたまるか! 10.15京大集会」が台風一過の晴天の下、元気よく開催されました。同学会中央執行委員会の呼びかけで、京大生を中心に20名以上の学生、労働者が集まりました。

司会は、副委員長の纐纈貴文君が開会を宣言。まずは、書記長の作部羊平君が「松本総長を打倒した!」と圧巻の基調提起。9月の全学連大会に参加したことを報告し、安倍の戦争政治と対決する自治会を全国の仲間とともにつくる決意を表明しました。つづいて、全学連の他大学の仲間、全学連書記次長であり寮生の森幸一郎君も戦争を許さない学生自治会をつくろうと呼びかけました。京都の闘う合同労組・ユニオン自立の組合員からは、学生と連帯して10.21を成功させ、11.2全国労働者総決起集会へ攻め上ろうと熱いアピールがありました。

最後に、同学会中央執行委員長の大森靖之より「この時代に生き抜くこと自体が闘いだ。それに則さない政府・大学の無責任な振る舞いには、団結の力で断固声を上げよう」とまとめの発言が行われました。集会後、本部構内を一周するデモ行進に出発しました。「Fight Like Hong Kong Student!」(香港の学生のように闘おう!)「No War! Stop the War!」(戦争を止めよう!)「Join 10.21!」(10.21闘争に参加しよう!) というインタナショナルなコールがキャンパスに響きました。

観光シーズンで修学旅行生も多く、学内の注目は圧倒的でした。「ビラを見て来た。総長室に突入するんですか?」と期待いっぱいの学生、「天安門事件のような暴動がやりたい」という日本語学校の中国人学生、同志社大学の雑誌サークルから学生運動の取材に来た学生、遠く四国からはるばる参加した学生など、多くの飛び入りもあり盛り上がりました。

10.21速報

私たち同学会中央執行委員会は、全日本学生自治会総連合(全学連)と法政大学・広島大学・東北大学・沖縄大学の学生自治会と共に、10月21日国際反戦デーの東京デモを主催してきました。当日は全国の大学(京都大学を始め、法政・上智・和光・東京・神奈川・富山・広島・東北・福島・沖縄など)から学生が集まり、3回に渡る集会・デモを打ちぬきました! その報告をします。

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プロフィール

京都大学同学会中執

Author:京都大学同学会中執
京都大学全学自治会同学会の中央執行委員会で運営する、オフィシャル中執blogです。
激動の大学情勢に喰らい付くぜ!

告示第五号、第四号について
2012年~再建過程について
→リンクから見れます。

運動へのカンパ求む!

ゆうちょ銀行からの振り込みの場合
【記号】14430
【番号】41856491
【名義】キョウトダイガクドウガクカイ

他銀行からの振り込みの場合
【店名】四四八(読み ヨンヨンハチ)
【店番】448
【預金種目】普通預金
【口座番号】4185649
【口座名義】キョウトダイガクドウガクカイ

集まった資金は学生自治会の発展に向けて、大切に使わせてもらいます。

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