2013-12-01(Sun)

同学会討論会 報告

 11月祭中に行われた同学会の学生討論会の報告をします。

宣伝が追いつかず当日は15人ほどの参加でしたが、議論は盛り上がり、3時間余りの徹底討論の場となりました。

以下:発議応答

●壱学生の視点

・今の大学は声を上げにくい
→大学の現状を認識していく事、大学との交渉機関である自治会の有無を調べることが重要。

・昔は大学自治の力はもっとすごかったのでは
→運動できる環境をつくろう。自治を執り行える環境がこの20年余りで一気に奪われている。

・大人や近隣住民との連帯
熊取6人衆の講演会が11月祭中に開かれている…地道な運動の中でつながっていくのがよいのでは。
支持者仲間を増やしていく

・今の大学は学生をなめているから大人と連帯したらどうか?
→昨年11月6日には部局長会議の決定で、有志団体を相手にしない事が決定されている。シャットダウンした所で反撃されないだろう…と甘く見ているのはそう。
 けれど昨年国際高等教育院設置強行問題の時に学生・教職員有志が連帯して大学を揺さぶり、その中で力関係を変える事ができた。事態収拾のため、赤松副学長が返答しなければならない所まで追い込んだ。
大人と連帯するのが重要と言うのはそう。

また昨年4月の吉田寮団交では、食堂の解体強行を許さずに200人ほどの学生が集まり、強行案を撤回させたりしている。
大人と連帯するのも重要だが、学生としてまず団結するのはさらに重要。

・「教育について」と範囲を広げてみたら
京大の他にも教育問題に関心のある人はいるし、そういう人ともつながっていくのは今後大切になっていく。
しかし外へ外へとやっていくと、学内の地道で時に苦しい自治活動からの逃避になりかねない。学内の環境を変える実力をつけていくためにやってこそ成功するのではないか。

・今の学生は昔より抑圧されているのね(一般参加)
もっと情報発信に強化を入れて。ブログだけでは、市民の目に届かない。

・他大生の現状も言いたい(京都の私大生)
 私大は年100万円ほどの学費がかかる。
必修科目がたくさんあり、自由に学問をする環境とは程遠い。
自治会がない、もしくは機能不全のため、大学内での問題が見えにくく、他大学との交流を持ちにくい。
 
・そうした中で教育問題はやはり議論の核心なのではないか?
→確かにそう。「学問は自主的に行われるものであり、その前提には自治がある。そして大学という社会的な場所で執り行われる以上、人々のためにこそ学問は使われなければならないという論がある。福島原発が社会問題化している今、原発の被害を拡大しないための研究こそ大学でなされるべき。」
そういう視点で大学の内外情勢を整理していこう。

・外に出て行くほうを重点におきたい。同学会は内側のことばかりやっているのでは。(私大生)
→同学会はあくまで京大生が主体。その意味で内側の事をやっている。本当は各大学に自治会があるのが理想的な形。
全体政治的(普遍的)な問題に関しては各自治会と連帯できるが、基本は自分の所で運動していく。

・同学会で動くには限界があるのでは?
→現場での運動はやるだけ支持される。ネガティブバッシングに萎縮しておとなしくなるより、まじめに運動を継続していく方がよほど効果がある。
全学的にクラス討論をやっている組織は他に無いし、意義は大きい。だが、自治活動を「学内業務をこなすだけ」と捉えると執行委員はただの便利屋になってしまう。普遍性を意識した運動をしてみんなが関われるようにしていこう。他大学とも連帯していこう。

●自治会(執行部)の視点

・ストライキ方針
661人の総長団交への賛同投票に対し、大学は全く応えようとしない。このまま討論拒否を続けるならば、環境改善を求めるストライキ行動に出るべきではないか。

・壁があると感じる。反対ばかりしているように見える。(京大生)

→自治会として政府の大学改革実行プランの路線そのものに反対しているため、それに沿った大学改革すべてに反対してしまうのは性格上致し方ない。現実を見ずに反対しているのではない。反対する理由がある。
現在行われている大学改革の内容は結構えげつない。思修館の建設強行にしてもそう。福利厚生施設が学内で足りておらず、保障が行き届いていないことを百も承知で、グローバルリーダー育成のための学寮(思修館)には予算をつけている。大学当局は(多くの学生が安い寮費で住める)自治寮を立てる予算も場所もないといっていたにも関わらず、予算も場所もあった。
このように、内容について議論する関係をつくれたら壁を取り除くことはできるのではないか。

・過激派のイメージがある。
言葉遣いなど。圧倒的…包囲網…権力闘争云々。

・横との繋がりをもっと重要視すべき。
同学会旧役員を敵視しすぎている。
→自治会の執行部は例えどんな苦しいことがあっても、その構成員に方針を出し続けることに責任を負わなければならない。旧役員はそれをやることを怠っている。投げ出してはならない。なぜなら大学当局につけこまれるからである。現に大学当局は同学会旧役員が動かないことに展望を感じ、旧役員以外の同学会員とは交渉しないと述べている。

・旧役員の人と和解するのがいいのでは。互いが互いを曲解している。もっと話をするべきでは。
→現状では同学会の新旧役員が互いに互いを批判する中で傷つけあっており、双方共に自分達こそが「正当な」被害者であるように主張している。この関係を改善しようとこちらから会いにいくと「過激派・中核派とは一切話しません」とほとんど口も聞いてもらえない。そのかわり同学会再建の直接選挙の際にいきなり「同学会選挙無効」を示す立て看板が出されたり、旧役員の手で夜中に私達新役員を批判するビラが大量に掲示板に貼られたりした。(この件に関しても双方の意見が食い違っており、手順を踏んでいないのは○○の方だ!と互いに言い合いになってしまう。)

・どうしたらこの関係は止揚されるのか
→旧役員の何人かは吉田寮にいることがわかっている。新役員の多くは熊野寮の寮生である。
大学内で自由な対話が保障されている吉田寮、熊野寮まるごとの付き合いで乗り越えていくのがよいのではないか。

・京大の自治会に女性が少ないのはなぜか。たとえば被曝については女性の方が気にしており、お母さん方が声を上げている。
→ひとつの集団の中における女性の自由というのは歴史的にも制限されてきたし、今もその傾向はある。組織のあり方が男性的になっていくのは権力を扱う組織であればどこでも経験があること。それに対抗してきたフェミニズム運動などをきちんと学習していくのが今後重要なのでは。

●まとめ(委員長より)

 全学生を対象にした運動をすると、確実に綻びが出るし、信頼関係も中途半端に終わってしまうことは往々にしてある。旧役員が1990年代以降クラス討論を止め、全学的な場に余り出てこなくなった理由は何となく想像できる(間違っていたら批判してもらってかまわない)。けれど政府が今大学を企業の下請化し、政治的なことを発信すること自体が難しくされていく傾向の中、やはりその過程がどんなに険しくとも全学生が大学当局、はては国家と対等に話せるような権力(決定する力)を手にしていくことが大事だと思って私は執行委員長に立候補した。
 旧役員との関係だが、「お互いに仲良くしていこう」的なつながり方は余り臨めないかもしれない。けれど今大学で起こっている自治破壊に関してはお互いどうにかしたいと思っている。
現在執行委員が提起している総長団交要求(①確約違反撤回 ②団体交渉権復権)に対して661人の賛同投票が集まっている。
人間関係では苦しい人同士も、学内の自治に関しては共に議論できるはずだ。

 昨年5月の同学会再建にむけた直接選挙のときに冨山前委員長が共闘を呼びかけたように、今年10月学問のあり方を問うために熊取6人衆実行委員会を、誰でも入れる実行委員会形式で平田委員が立ち上げたように、今回実施する学生投票の中で誰もが無視できない大きな自治の輪をつくり、今後あらゆる学生とつながっていきたい。
写真 4
(前回臨時運営会議の後 ヤンパオで)
この続きは運営会議で…次回運営会議は12月9日18時半から。18時15分に京大時計台前クスノキに集合でお願いします。

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