新歓講演会も近いということで、いくつか情報を。
福島での放射線被曝について、京大の教授陣が論陣を張っています。
当時京大ホームページのニューストップに載っていました。
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福島原発事故、「がんへの影響ごく小さい」 京大が住民460人被ばく分析調査
2014.2.25
東京電力福島第1原発事故の約1年半後に約2カ月間実施した周辺住民約460人の被(ひ)曝(ばく)調査データを分析したところ、生涯にがんにかかる確率が最も増えたのは福島県相馬市の1歳女児で、1・06ポイント上がったとの推計結果が出たと、京都大や福島大などのチームが24日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。京大の小泉昭夫教授(環境衛生)は「被曝で確率はわずかに増えたが健康への影響は小さい」と話している。
チームによると、食事や粉(ふん)塵(じん)に含まれる放射性物質を体内に取り込む内部被曝と、森林や土壌などの環境から受ける外部被曝の線量を実測し、がんにかかる確率を推計したのは初めて。
調査は平成24年8~9月、原発から20~50キロ離れた福島県川内村、南相馬市原町区、相馬市玉野地区で、3~96歳の男女を対象に実施。1歳、10歳、20歳の男女別に固形がんや白血病、乳がんについて、89歳までの生涯にわたる発症確率を分析した。
固形がんで上昇ポイントが高かったのは、いずれも玉野地区。1歳女児で、日本人の一般的な固形がんの発症確率は31・76%だが、これが1・06ポイント上がった。ほかに10歳女児で0・82ポイント、1歳男児0・71ポイント、20歳女性で0・59ポイント増えた。
白血病はどの地域でも男女を問わず、発症確率の増加はほとんど見られなかった。乳がんでは玉野地区の1歳女児が0・28ポイントと最も高くなった。
調査では空気中の1時間当たりの放射線量や3食の食事、粉塵の放射線量の測定結果から被曝線量を算出した。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
反駁は今中哲二さんや、今回講演会に来てもらう杉井先生などにしてもらいたいですが、国家的な意思を感じますね。
読売・朝日などに掲載され政治的なキャンペーンの様相を呈していました。
直接対談が待ち望まれています。
3月14日には被災地東北で、第9回 京都大学附置研究所・センターシンポジウム 京都大学仙台講演会 京都からの提言 21世紀の日本を考える「社会と科学者」という催しがあり、京大の松本総長、東北大の里見総長、京大の山中教授などが発言しました。再生医療で解決していこうということなのでしょうか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
放射能問題について知りたい、解決策を知りたい人は4月13日の講演会に集まりましょう。13時から熊野寮食堂です。