2014-09-26(Fri)

9月21日 同学会合宿@西郡

 9月21日には2日間にわたる合宿の一貫として、大阪の西郡の住民集会に参加しました。同学会からは14人で行きました。
今回参加した目的としては、「社会保障の解体により、部落の住民が団地を追われる」という構図が、「大学の寮やサークルボックスから、期限付きで理不尽に追い出される」構図と似ており、「当局と組合」の非和解性を広く学ぶ側面も、もちろんあります。しかし、中執としては、前期挑戦したように、現場の思いとそれを解き放つ路線があれば、当局に代わる新しい団結体=大衆権力を作れることに確信を持ちたいという、もう一つの側面がありました。
写真 5
 八尾市西郡では、財政難などから平成八年より従来の同和対策事業を転換し、部落の住民に対し「応能応益家賃制度」という制度を敷くようになりました。これは部落の世帯ごとの収入(応能)と住居の利便性(応益)に基づき、家賃を値上げするというものです。今までのように、一律低家賃の団地住まいはできなくなりました。この制度が始まってから後、若い世代は結婚したら家賃が上がるという理由でムラを出ていくことが多くなり、ムラの過疎化、団結破壊が進んでいました。市議会でも度々論争になり、「最終的には団地の団結、生活をすべて破壊して地域を更地にして、企業を誘致して金儲けをするつもりでは」と訴える市議もいましたが、多くの議員は保身のために積極的にこの制度を通したという話です。
写真 4
 集会当日はこの制度に反対して従来の家賃分のみを供託し、八尾市と闘っていた8家族の裁判闘争が主軸になりました。8家族に対しては住宅差し押さえの仮執行判決が出ており、8月26日には200人の機動隊が押し寄せて、仮執行が強行されました。しかし8家族の怒りは消えることなく、闘いは続いています。その闘いの中で、仮執行判決が二審で取り消されるという前代未聞の判決が出ています。
 その闘いに呼応して、高槻で38年にわたり園芸を営んできた、高槻市富田園芸協同組合の労働者が30人ほど応援にかけつけました。「高槻市は植木団地から11月30日までに出て行けと一方的に言ってきている。地域と連帯して最後まで闘うので、支援してほしい。」と訴えがあり、地を這う怒りがつながっていくのを感じました。

 総括としては、部落解放闘争に対して非常に展望が見えたということです。「部落解放」というと被差別住民への教育や就業、生活面での保護を道徳的に要請していく印象がありました。その中でいわゆる市当局や自治体労働者を糾弾し、ずぶずぶの関係になっていくことが懸念され、事実同和利権という現象も起こってきました。しかし今回の闘いは、住民から「強制執行はすべての労働者にかけられた問題。今後も全国の労働者とともに”生きさせろ”の団結で闘う」と述べられているように、戦争と一体的に進む企業、公的機関の民営化・非正規化に対する闘いに、部落に住まう人も連帯し、全人民的利害をかけて闘うという意思表示がなされました。
 従来なら予算の取り合いから、労働者との分断に使われかねなかった「同和対策問題」を、民営化に反対するあらゆる団結により乗り越えようとするあり方は、非常に重要な転換だと思います。これなら多くの人の怒りを解き放てると感じました。
 学生はまだ何者でもない存在ですが、社会の未来を握っている存在でもあります。後期は政府のグローバル人材育成路線に反対する団結を作りきり、社会の未来を切り開く評議会=大衆権力を作って行きたいと思います。(1970年安保の青医連のストライキ闘争の際に作られた評議会より、下水施設も通らず、病気が蔓延していた被差別部落であった西郡に医師として派遣された人が、今でも現役で医師を続けており、集会でも発言していました。

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