2015-02-14(Sat)

山極総長との非和解性2

京大公報1月号 巻頭言より


新しい年を迎えて
総長 山極 壽一

 新年明けましておめでとうございます。歴史的な降雪により,元旦の京都は真っ白に塗り替えられました。新しい時代を迎えるにふさわしい年になるだろうと期待しております。昨年10月に新体制が発足し,めまぐるしい毎日を過ごしてまいりました。赤﨑 勇先生のノーベル物理学賞,森 和俊 理学研究科教授のアルバート・ラスカー基礎医学研究賞,稲葉カヨ先生のロレアル-ユネスコ女性科学賞など,すばらしい成果が相次ぎ,硬式野球部の田中英祐君がプロ野球ドラフト会議において,千葉ロッテマリーンズから指名を受けたり,陸上競技部が全日本大学駅伝に42大会ぶりに出場したりするなど,課外活動でも全国の注目を集める快挙がありました。文武両道に優れた京都大学の力が発揮され,とてもうれしく思っております。
総長の就任式で,「ゴリラのように泰然自若」という私の座右の銘を述べましたが,その後「学生と教員が一体となっておもろいことを発想する」という目標を掲げ,京都大学が歩む指針としてWINDOW構想を立ち上げました。大学を社会や世界に通じる窓として位置づけ,有能な学生や若い研究者の能力を高め,それぞれの活躍の場へと送り出す役割を大学全体の共通のミッションとして位置付けたいと思ったからです。大学の教育とは,知識の蓄積と理解度だけを向上させるものではなく,既存の知識や技術を用いていかに新しい発想や発見が生み出されるかを問うものです。京都大学は単に競争的な環境を作るのではなく,分野を超えて異なる能力や発想に出会い,対話を楽しみ協力関係を形作る場を提供していきたいと考えています。そういった出会いや話し合いの場を通じて野生的で賢い学生を育て,彼らが活躍できる世界へ通じる窓を開け,学生たちの背中をそっと押して送り出すことが,私たち京都大学の教職員の共通の夢であり目標であってほしいと思います。昨年末には衆議院選挙が行われ,長期安定した政権が維持される見通しとなりました。昨今,政府が提案している大学改革は着実に実行されていくでしょう。そこで,第3期中期目標・中期計画を見据えた改革の加速期間である現在,大学が直面している状況を正しく認識し,その改革へ向けて指針を提示し,実行計画を立ててまいります。現在,具体的な指針や計画を検討中であり,各方面からのご指摘やご批判をいただいたうえで,『京大広報』号外により,皆様にお示ししたいと思いますので,皆様の積極的なご意見を頂戴したいと思っております。昨秋,総長就任時に述べた課題とその対応策は,現在検討中の「京都大学の改革と将来構想」に反映してまいりたいと思いますので,ご理解をいただき,温かいご支援,ご協力を賜れば幸いです。今年も皆様にとってよい年でありますことを祈念して,年初の挨拶とさせていただきます。


以前も触れましたが、中執は、昨年末戦後最低の投票率をたたき出した衆院選を、「政権与党が具体的な政策に一切触れない中、国民が愛想をつかしたもの」として総括しました。けれど山極総長は「安定した政権の下、着実に大学改革を進めていく」と、ウルトラ世情とかけ離れた道に踏み出すことを決意したようです。なんという無批判。また、彼一押しの学生の背中を押し送り出すWINDOW構想は、かつて NPO「21 世紀大学経営協会」2005 年度総会で「大学は原材料を仕入れ、加工して製品に仕上げ、卒業証書という保証書をつけ企業へ出す。それが産学連携だ」と発言した首都大学東京理事(当時)の高橋氏と何ら変わらないではないか。
情報公開、合意形成の文言はどこへやら…。

 中執はあらためて山極総長と学生の非和解性を確認し、学生自治会建設、地域との連帯の道を進んでいきたいと思います。

中執

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