2016-03-13(Sun)

3月13日 デモ前発言

基調提起
纐纈書記長

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 2月29日から3月1日にかけて昨年10月に京都大学で反戦バリケードストライキを行った学生6人が京都府警によって逮捕された。逮捕された学生はいずれも京大や全国の学生運動に責任を取っていた学生だった。また、全国で10か所を超える拠点が家宅捜索されその中にはバリストに関係のない労働運動や市民運動の拠点も含まれていた。今回の反戦バリストに対する弾圧は京大での学生運動だけでなく、全国の学生運動・労働運動・市民運動に対する弾圧である。私たちはこの京都府警による暴挙を絶対に許さない。

・バリケードストライキと情勢
 現在、世界的な恐慌と戦争の危機の中で安倍政権がクーデター的に集団的自衛権の容認を閣議決定し、安保法制を成立させ戦争ができる国にするために改憲へと突き進んでいる。大学にあっては大学改革の名のもとに国家意思が貫徹されるようになり、ついには全国大学で軍事研究が防衛省によって公募され行われるようになった現実がある。
このような安倍政権や大学の在り方について反対し抗議するデモが連日のように日本各地で行われている。しかし街頭ではなく、生産・研究を行う場である職場やキャンパスにおいてストライキを組織することにこそ、今の社会の在り方に対して異議申し立てをする本質的な力が宿っている。世界では労働者や学生によるストライキが猛然と戦われている。韓国・中国・台湾・アメリカ・ヨーロッパなどにおいて様々な課題に対してストライキが行われているが、その根本にあるのは日本と同じである。新自由主義による社会の破壊と、資本のための戦争の危機が深まることに対する労働者・学生の反乱である。
私たち同学会中央執行委員会はこの世界中の闘いと連帯して、学生の日常空間である大学のキャンパスから抗議を示し、さらに大学の在り方を解放するために、バリケードストライキを決行した。

・バリケードストライキと京都大学当局
 そもそも京都大学において全学自治会である同学会を再建した理由は、特に3・11の原発事故後明らかになった御用学者の存在や、電力会社の経営者が大学の経営協議会に入っていることに対する疑問から、全学生の問題としてこのような大学の問題に取り組むためであった。2012年に全学選挙を経て再建された同学会執行部はすぐに京大当局による非公認化の攻撃を受け、大学との交渉から排除された。それでも大学の問題について執行部と多くの学生が討論しながら取り組み、再三再四京大当局に対して申し入れを行ってきた。
しかし2014年11月に京大内で公安警察が摘発されたことについて「今後は警察の捜査に協力したい」という山極総長の談話が発表されて以降、警察への屈服を強めていった。2015年夏に学生運動内にスパイが摘発された。その件によって全国で4人の学生が逮捕されたが、事件とは関係のない京大熊野寮にも警視庁の家宅捜索が入った。これについて京大当局は警視庁の家宅捜索を容認し、4人の学生が不起訴奪還されたのちも捜索の不当性を追求することも、謝罪することもなかった。
そして2015年1月の東京大学において軍事研究が解禁されたという新聞報道と同8月の防衛省による軍事研究の公募によって俄に現実味を帯びてきた京大での軍事研究について、私たち同学会中央執行委員会は副学長連絡会の場において、「京都大学として軍事研究には協力しないという立場を表明してくれ」と何度も要請した。しかし軍事研究は「執行部として取り組むべき問題ではない」(北野副学長(バリスト当時))として相手にしなかった。この京大当局の余りの不誠実な対応とその一方で進行する大学改革や軍事研究への動員に対して、私たち同学会中央執行委員会は反戦を掲げたバリケードストライキを決行したのである。
このバリケードストライキに対して京大当局は即時に刑事告訴を検討したものの、当局独自の処分を下せないまま先日の京都府警による6学生の逮捕が行われた。しかも学生課長は刑事告訴したかどうかは言えないとしている。バリケードストライキにまで至った学生の思いにこたえることなく、警察=国家権力に学生を売り渡したうえ、そのことすら公言できない京大当局はあまりにも卑怯である。
また重要なことに京大当局は3月1日に逮捕について声明を発し、バリケードストライキについて「到底一般社会では許されない犯罪行為」とした。そもそもストライキは威力でもって業務を妨害することに他ならない。資本の論理が貫かれた非人間的な業務に対して妨害する権利こそ、労働者が闘い取ってきたものである。学生のストライキについて「威力業務妨害罪」として弾圧することはある意味では当たり前であり、歴史的には今まで労働者階級が作り上げてきた権利に対する憎悪と一大攻撃である。学生も将来労働者になるだろうという点と、現に資本主義の中で分断され競争させられている以上、労働者とともに闘うことができる。学生によるストライキは資本の論理がますます貫徹されつつある大学において何十年も前から培われてきた権利であり、当たり前の行為である。

・バリケードストライキと弾圧
 今回のストライキへの弾圧は、大学が学生と対話することを拒否し、警察に売り渡すあり方を浮き彫りにした。さらに警察はこれを機に全国の学生運動・労働運動・市民運動へ攻撃を加え、運動の前進を恐れていることも鮮明になった。この間、安倍政権の進めてきた政策は新自由主義の行き詰まりと彼ら自身の無準備によって自ら崩壊を始めている。大規模な金融緩和を行ったにもかかわらず経済は好転せず、高浜原発も再稼働に失敗した。それとともに反政府や反原発の運動は盛り上がりを見せている。高浜原発の周辺自治体である舞鶴においても2月28日に重要な反原発集会が開催された。このような運動が、社会を根本的に変革しうるストライキと結びつかないために今回のバリケードストライキに対する弾圧が準備された。
しかし、6学生奪還のための活動を通して感じることは、今ストライキが求められているということである。「警察による弾圧は許せない」という声や「昔はもっと激しく闘っていた」、「学生がんばれ」という声が多く聞かれる。署名はすでに1000を超えた。多くの人は大学でのストライキと、それに対する警察の弾圧が何を意味しているのかよく知っている。ストライキは「到底一般社会で認められない犯罪行為」ではなくむしろ求められているのである。返す返す京大当局による「ストライキ=犯罪」論は、京大当局が労働者や市民の立場から完全に乖離したことを示している。
そして言ってしまえば弾圧はいつも襲ってくるものである。私たちはこれにめげず、「反戦ストライキ」の目的を達成すべく、反戦と改憲阻止を目指して闘う。そして全国大学でのストライキと京大での第2派ストライキを準備する。

今日は大学から飛び出して街頭で集会とデモを行っている。これは学生へのストライキ弾圧が労働者へのストライキ弾圧、そして労働法制改悪、果ては戦争への動員と同じ質を持っているものであるから、街頭へ出て連帯を求めるものである。学生も労働者もすでに多くのものを奪われてきている。奪われたもの、つまり団結を取り戻すために6学生の奪還をはじめとして、ともに闘おう。

京大生 アピール
 京都大学の学生です。いま京都市内をご通行の皆さんに聞いて欲しいことがあります。
 今、京都大学で反戦ストライキに立ち上がった学生、6人が逮捕されています。おかしいでしょ!そして今日確認したいことは3点あります。
 一つ目はやっぱりあの反戦ストライキは犯罪なんかじゃないということです。昨年、憲法学者の9割が安保関連法を「憲法違反だ」と言っているにも関わらず、強行採決しました。そして京都大学では絶対に戦争はしないと第二次世界大戦を繰り返さないと言っていた京都大学が軍事研究をやっている。また原発はどうですか?勝手に原発を作っておいて、
原発事故が起きても、廃炉の技術を持ってないから「廃炉できません。」「法律変えて延長します。」と言って、事故が起きても責任とれない。安全だと言って帰還を強制している。
 または下請け業者の数をどんどん増やして、自分たちは働きたくないから原発労働者をどんど増やす。労働者に全部責任を押し付ける。
 この間京都大学で公安警察が大学の中に侵入して、学生を監視するために入っていた。学校に警察が無断で入っていけない。そういうはずなのに、京都府警が京都大学に入って監視していた。これが犯罪でなくて、なんで戦争反対のストライキが犯罪なのか!おかしいでしょ。
 今の世の中絶対におかしいでしょ!
 二つ目、京都大学の山極総長はいまなんと言っていますか?「学生との対話を重視する」「戦争しないゴリラに学べ」、この学長が言っている京都大学で戦争できますよね?大学から軍事研究始まってますよね?
 戦争反対でストライキしたら、刑事告訴なんですよ。お前らは詐欺師だよ!俺たちがこれから作る新しい社会は、戦争反対のストライキは犯罪にならない。戦争反対と言いながら、戦争しないゴリラに学べと言いながら、反戦ストライキを積極的に刑事告訴して警察に売り渡していく。
 これこそ犯罪だろ!僕たちは絶対に騙されない。そして最後三点目、今回追い詰められているのは反戦ストライキを行った学生ではないという事です。なんですか。

 反戦ストライキが業務妨害をした?当たり前じゃないですか!今の大学の業務が許せないから反戦ストライキに立ち上がったんですよ。ストライキをした時期が早かったとか話が言われてますが、僕は最高の時期だったと思います。
 反戦ストライキを打ったあと、すぐに文部科学省は学費の上昇の提案をなされ、京都大学では実は米軍から、5000万円もの軍事研究のお金を貰っていた。こういうことが発覚しました。また、戦争反対のストライキに対してなんと言っていますか。内容では一切議論できない。論破できない。学生を説得できない。

 今日本が、安倍政権が僕たちの年金を10兆円分を株で吹き飛ばして、何がマイナス金利ですか。どんどん社会がおかしくなっている中で、一切大学であり、安倍政権は学生を説得できない。怒る学生・人民を弾圧する。
 説得力がないから、だからストライキに対しては「反対する学生があった」とか当たり前のことを言って、いきなり刑事告訴するしかなくなっているんですよ。
 追い詰められているのは僕たちじゃない。僕たちのストライキにこそ、これからどんどん人々を獲得していく力がある。そう思っています。
 みなさんの協力が必要です。ぜひ一緒にストライキをやりましょう。6人の学生は「自分たちが出てきたら、ストライキに立ち上がる」と決意しています。だから僕たちは仲間をどんどん増やして次のストライキに向けて闘いたいとおもいます。そのことを確認したいです。よろしくお願いします。

獄中から
◆京大Aくん

 安倍政権の戦争阻止へ、一人一人の立場と行動が大きな力をもちます。ぜひともにデモに行きましょう。獄中からですが先頭に立って闘います。

◆京大同学会中執委員長・作部羊平
 今回の威力業務妨害罪の弾圧は、学生の実力行動をすべて否定するものです。権力に一切逆らうなということです。こんなことを認める学生や労働者は一人もいません。京大当局も安倍政権もグラグラです。獄内外で団結を固めて、3・13デモ、3・14勾留理由開示公判でストライキ弾圧をふきとばしましょう。ストライキこそが生きる道です。

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