2016-10-26(Wed)

10.21闘争 基調提起

●バリストから1年~戦争と大学自治をめぐる攻防に勝ち抜こう!
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(ストライキ当日、「業務妨害を辞めなさい」と繰り返した後、学生の追及に応えることなく退散する大学当局)

 今、私を含む4名の同学会執行部に対して「無期停学」の処分がかけられています。昨年10月の反戦バリケード・ストライキが業務妨害であり、「大学の秩序を乱した」というのです。あのバリストは、安保関連法の強行成立と大学ではじまる軍事研究という形で現実に迫る戦争に対して、「絶対に戦争を止めたい」という思いで、処分や逮捕も覚悟でやったものでした。

 あれから1年が経ちました。山極総長・川添副学長はその本性をあらわにして学生への弾圧を強めています。山極総長はバリストに対して前代未聞の刑事告訴を行い、それが失敗すると今度は京大で実に53年ぶりの「無期停学」処分をかけてきました。先日10月3日の朝には、学生有志が必死になってクスノキ前に建てた特大立て看板を、40人の当局職員が襲撃して粉々に破壊しました。更には朝鮮戦争以来の「集会禁止令」や、署名受け取り拒否も行われています。ストライキもダメ、立て看板もダメ。当局の認める範囲でしか学生は動いてはいけない。話し合いはすべて拒否し、それでも逆らう奴には権力と暴力をもって鎮圧する。

 これが大学ですか!?かつて戦前、京大教授への思想弾圧事件「滝川事件」をきっかけに、大学が全面的に戦争に動員され、人体実験も含めた軍事研究と学徒動員にまで行き着きました。この歴史が、今一度繰り返されようとしています。口先では「戦争反対」「軍事研究反対」を言いながら、実際には安倍政権の改憲・戦争への道を掃き清めているのが山極・川添体制です。

1年前、同学会中執が提起した戦争の問題は、今や京大を舞台とした大学の自治と自由をめぐる闘いとなりました。
すでに反撃ははじまっています。10月3日、破壊した立て看板をトラックで撤去しようとする職員を、多くの学生がスクラムを組んで阻止しました。停学処分者に対する「学内立ち入り禁止」を打ち破っての連日の宣伝活動を受けて、今や当局職員は弾圧に来れなくなりました。私たち自身の行動が、現実を変えます。

 今、サークルや寮・学部自治会、有志団体などが、大学の現状を変えるために必死で行動しています。私たちは彼ら・彼女らがそこに懸けている思いを共有し、断固連帯していきたいと思っています。

 今の京大の現状は安倍政権の戦争政治と一体の問題であり、それを変える行動こそストライキだというのが私たちの見解です。現中執は第二波バリストを掲げています。しかしもう一度執行部だけでバリケードを張っても意味がありません。みんながやる気になって参加して、それこそ全学を封鎖するようなストライキをやりたい。だからこそ、みなさん一人ひとりが今の京大をどう思っているのか、ストライキなのかどうか、その思いを共有するところから始めたい。今、無期停学処分問題について、クラス討論をはじめています。アンケートも集めています。そうやって、今度はみなさんと共に次の方針を作っていく決意です。

●現実を変えるのは私たちの実力の行動だ
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 今、クラス討論で「ストライキは大学の許可を取らなければならないのではないか」という意見が出ています。しかしそういう「許可された範囲」を飛び越えた実力の行動こそが、戦争を止めてきました。

 今日は国際反戦デーです。ベトナム戦争反対の68年10月21日の総評ストをひとつのきっかけに、全国で学生運動が爆発し(京大でも教養部バリストを打ち抜く)、労働者がストライキに立ちました。あるいはアメリカの学生が徴兵カードを焼き捨てペンタゴンに突入する闘争をするなど、世界中の闘いが繋がり、アメリカ政府に戦後初めての敗戦を強制したのです。戦争を止めた力は議会ではなく、民衆の実力の闘いと国際連帯でした。

 今、海を隔てた隣国である韓国において、ものすごい闘いが開始されています。「大学を金儲けの場にするな」「総長辞めろ」をスローガンに、ソウル大学では1000人が総長室のある建物を占拠し、梨花女子大学でも7000人が学内デモを行い、今なおキャンパスで籠城闘争を続けています。私たちと同年代の青年が、大学の規制をはねのけ、機動隊とぶつかり合いながら闘っています。

 そして韓国最大の労働組合・民主労総は「労働者を殺すような、戦争をやるような政府はいらない!」という思いを束ね、パククネ政権を倒すまで終わらない20万人の無期限ゼネラル・ストライキに立ち上がりました。鉄道も港湾もトラックも止まり、物流全体が停止する事態に発展しています。そこに学生・市民・農民もどんどん合流し、11月12~13日には20万人を集めて国会に突入しようとしています。現実に、民衆が革命によって戦争を止める段階に入ってい
るのです。

●米日韓による朝鮮侵略戦争を止めよう!
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 安倍政権は本気で戦争をやろうとしています。昨年9月の安保関連法を強行成立させ、改憲に突き進んでいます。はじめに着手すると言っている「緊急事態条項」は、かつてナチス・ヒトラーが憲法停止・国家総動員を作り出すのに使った「国家緊急権」そのものです。

 そしてアメリカと韓国は昨年6月に「作戦計画5015」を策定し、北朝鮮からのミサイル発射の「兆候」や国境での小競り合いに対して、核兵器も含めた総力で先制攻撃を加えて殲滅するとして、毎日のように軍事演習を行っています。アメリカはその先の中国との戦争も計画(ランド研究所報告)し、戦争特需と東アジア一帯の軍事的制圧によって、自らの経済危機を乗り切ろうとしています。

 この中で大学は、国立大学法人化をきっかけに学外の経営者や権力者が入り込み、企業と国家の金儲けの道具と化しています。大学向けの軍事研究(「安全保障技術研究推進制度」)の規模は昨年3億円から、来年度は110億円まで拡大します。そこに学生も動員されます。だからこそ、学生が団結して立ち向かうなんてことはあってはならないとばかりに弾圧を強化しているわけです。

●私たち一人ひとりの未来を懸けた闘いだ!
 なぜ学生がこのような戦争に駆り出されなければならないのか! なぜ大学の中で表現することも、対話することも認められないのか!学生が現状を否定して行動することは罪なのか!今、労働契約法や労働者派遣法の改訂を受けて、2018年度には2000万人の非正規労働者のクビが切られると言われています。私たち一人一人の未来がかかっています。

 京大が改憲・戦争との攻防の最大の焦点です。戦後の学生は「二度と戦争をくり返さない」と誓い、自由と自治を闘いの中で勝ち取ってきました。京大11月祭もそのひとつです。しかし今、全国の大学で自治が破壊され、ビラも撒けない、立て看板も立てられない大学がスタンダードになっています。その中で、今に至るまで「自由の学風」を守り抜いてきた京大学生運動を叩き潰し、大学の戦争体制を完成させようとしています。絶対に負けられない闘いです。韓国で闘う学生のように、ベトナム反戦闘争を闘った当時の学生運動のように、本気で世界を変える闘いをやろう!

 韓国・民主労総と連帯して、戦争を止める東京―ソウル11月国際共同行動に決起しよう。全国3万筆の署名を集め、無数のクラス決議を上げて無期停学処分を撤回させよう。京大の現状に対して怒りをもって立ち上がり、去年のバリストがゴミに見えるくらい盛大なバリストをやろう。私は全力で提起します。今後ともよろしくお願いします。

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