2017-02-11(Sat)

2月11日 静岡講演会・シンポジウム(大学の軍事研究について)

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軍事研究に直接かかわる理系の学者だけでなく、「科学者と市民と学生が対話」をするという企画。軍事研究は、一部の専門家ではなく、一般の人こそ中心になって考えるべき問題であるというコンセプトで。パネラー自体が「科学者を信用するな」「研究者は権力に弱い」と発言し、その道の専門家が、人として立派であるとは限らないことを自虐も込めて語っていました。
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この企画に同学会中執も参加しました。
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パネラーに全学連の齋藤さんが入って、政治を奪われる最近の学生の現状、取り戻していく試み、理不尽な日常をひっくり返すストライキについて語りました。

大学の経営協議会に入っている方や元学長も来ていて、「経営破綻か軍事研究か」をつきつけられる現在の大学について積極的に議論がまきおこりました。昨今大学への運営交付金の削減が進み、126人の教授が北海道大学で解雇される動きに対して。教職員の支持を集めて、「人員削減反対」で新たな総長が選ばれます。しかし、その総長が宣言したのは、産学連携を積極的に推進し、企業のひもつき研究を増やすということだったなど。

企業と大学の関係には4つの段階があって。
➀激しい学生運動の中で、金もうけをしたい企業も大学との共同研究にはおよびごし
②大学の側が企業を利用して、内にこもりがちな大学の研究を社会に広める
③企業の側が大学を利用して、大学の研究を企業利益に結びつけていく
④大学の研究が企業のひもつきになり、大学が企業の下請け機関となっていく


国立大学法人化を経て、資金が枯渇している今は、大学側が足元を見られて、④が多いとのこと。

知識を学ぶ<考える ということがコンセプトでもあり、視聴者参加型の科学実験もありました。
Q:水が入ったペットボトルからできる限り早く水を外に出すにはどうすればいい?

など。
答えは一つではありません。

2月4日の日本学術会議のシンポジウムの報告もなされ、学術会議としては、「軍事研究やらない」と「研究の自由」の「両論併記」になろうとしているそうです。3月に見解をまとめ、4月の日本学術会議総会で方針が決まると。それまでに国民的な議論が必要であるということから今回の企画は持たれています。パネラーからはこれから防衛省の「補助金慣らし」が起こるのではないかという指摘もありました。1968年に長崎の佐世保で原子力潜水艦寄港阻止の闘いがあったときも、何度も寄港することで、「核慣らし」をしたといいます。

総じて一人ひとりの知恵、個人の尊厳や、それぞれの立場での見方を大事にする集まりになったと思います。違いがあるとしても、初めから切り捨てるというあり方は、国民的な議論にとってマイナスになると。

今回の集いは、軍事研究反対の一点で何となく議論するのではなく、これからの社会に対して、学生、市民、科学者、大学経営者はどうあるべきか、立場は違えど、それぞれの苦闘が出され、問題意識が共有されたと思います。国民的議論を巻き起こすために学ぶべき視点がたくさんありました。

会場では同学会中執からも発言し、代議員会で軍事研究反対の声明を採択したこと、無期停学処分について語りました。
無期停学処分撤回のビラは吸い込まれるように会場の人に入っていきました。

こういう地域の寄りあいタイプの集会にも、同学会執行委員会は今年挑戦していきたいと思います。新しい試みへの挑戦!!あらゆる人の魂を獲得する闘いに2017年は打って出ます!!

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